【都知事選】元職員・立花孝志氏の爆言連発「政見放送」にNHK真っ青、ネットでは称賛の声

2016年07月23日 08時00分

 21日夜に都内を中心に放送された東京都知事選立候補者で政治団体「NHKから国民を守る党」代表・立花孝志氏(48)の政見放送は、本紙昨報の事前紹介どおり、過激発言の連発だった。「NHKをぶっ壊す」と連呼。最近発覚した地方局アナウンサーの不倫カーセックスにも言及し、「犯罪の総合商社」と断罪した。元NHK職員が局内で撮影に臨んだ政見放送は、ネット上で大反響を呼んでいる。

 右拳を振り上げ、笑顔で「こんなことをするNHKを許せますか。NHKをぶっ壊す」と繰り返した立花氏。守る党のホームページに「ついにNHKに出演しました。夢がひとつ叶いました」と記し、自身のツイッターでは「歴史的放送 NHKの政見放送で【NHKをぶっ壊す!】と9回叫びました」とつぶやいた。

 11年前まで約20年間、NHKで経理担当職員として働き、不正経理を週刊誌に告発したため退職にいたったと経歴を紹介。唯一の公約は「NHKをぶっ壊す」ことだと声を張り上げ、(1)1人あたり年間約1800万円の人件費が高額(2)年金生活者や一人暮らしの奨学生からも高額な受信料を徴収(3)関係者の犯罪が多すぎる(4)資金の使い方がおかしい(5)集金人が悪質(6)携帯電話やカーナビのワンセグだけの利用者からも受信料徴収――と問題点を挙げた。

“圧巻”は(3)だった。本紙昨報で概要を伝えたように「個人情報流出、インサイダー取引、カラ出張、痴漢、万引き、飲酒運転、放火、殺人、覚醒剤使用、今月初めに発覚したキャスター同士による不倫路上カーセックス事件」と並べ立てた。カーセックス自体は犯罪ではないが「NHKは隠ぺいしている」と断じた。

 過去に起きた紅白歌合戦のチーフプロデューサーによる約2億円の横領や昨年発覚した子会社社員によるほぼ同規模の横領も挙げ、「NHKは2億円を横領されるのが得意な組織」と皮肉も。さらには「犯罪の総合商社」とも語り、言いたい放題の感があった。

 資金の使い道のくだりで「たいして古くない放送センター」と収録場所を表現したことから、撮影は東京・渋谷の放送センターで行われたとみられる。元職員が古巣に乗り込んで猛批判。それが公共放送・NHKの電波で流れた。政見放送は公職選挙法に基づき、原則として候補者の発言がそのまま放送される。“ひさしを貸した”NHKとしては屈辱に違いない。

 ネット上にも流れた動画には、「ついにやりやがった」「これは最高のお笑いです」「NHKでこれやるか」「会心の一撃」と称賛のコメントが相次ぐ。投開票は31日。この放送の効果は――。