バレエ女性講師親指切断で分かった素人中年男性受け入れの危険度

2016年07月09日 08時30分

 東京・渋谷のバレエスタジオで6日、バレエ講師の女性(24)が右手の親指を付け根から切断された事件で、容疑者について「未経験者の中年男がバレエというのは不自然。下心があったのではないか」という声が聞かれる。傷害容疑で現行犯逮捕されたのは、現場にいた住所不定、無職の橋本浩明容疑者(41)。「発表会に向けた練習の時間を教えてもらえないなど、嫌がらせをされた」と供述しており、退会を巡ってスタジオ側とトラブルになっていたという。

 橋本容疑者の世代にあたる“バレエ素人の中年男”がバレエを習える場は少ない。やはり下心が危険視されるからだ。

「バレエのお稽古は、少女たちと女性講師がレオタード姿で踊るため、見る人が見ればいやらしい姿に見えるかもしれない。未経験者の成人男性は卑わいな目的で入る可能性が高いので、基本的にはお断りします。純粋にバレエを習いたいなら、メンズのクラスをもうけているバレエ団に入るべきでしょう」(都内の有名バレエ団講師)

 事件が起きたバレエスタジオのホームページによると、「男性だから受け入れ教室がない」「超初心者だからバレエ教室に行って恥をかくのが怖いけどやってみたい」という15歳以上の初心者を受け入れていた。

 バレエ教室関係者は「ここに限らず、バレエスタジオはホームページで女性講師の顔や全身の画像を公開しているので、下心ありありでストーカー気質の男性が入会希望しようとすることもある。橋本容疑者はこのスタジオを退会後、他のバレエ教室にも通ったというが、すぐにやめている。バレエ自体ではなく、今回の被害者かその周辺に執拗な執着心を持っていたのでしょう」と指摘する。

 もちろん中年男性がバレエのレッスンを受けるケースはある。「他のバレエ団から移ってきた現役のバレエダンサーや、他のジャンルのダンサーさん、また、子供のころなどに何年かやっていた経験者であれば受け入れることがあるかもしれません」(前出の講師)

 また、完全にゲイで、女性らしい姿勢や動作を真摯に学びたいならば、他の女性受講者がOKすれば受講できる可能性はあるようだ。