【男児置き去り】唯一の手がかりは「家族の記憶」

2016年06月02日 16時30分

田野岡大和くんが置き去りにされたとされる林道

 北海道七飯町の山中で小学2年生田野岡大和くん(7)が“しつけ”のため置き去りにされ、行方不明になっている事案で1日、新たに陸上自衛隊員も加わり、約200人態勢での大規模な捜索が行われたが依然、手がかりは見つからないままだ。

 周辺に防犯カメラのない“置き去り現場”で、大和くんの行方を知る唯一の手がかりは一緒にいた家族の記憶だ。ここにきて、小5の姉が一部メディアの取材に「お父さんと大和が(車を降りて)山菜があるか見に行き、しばらくしてお父さんから『大和がいなくなった』と電話があった」と“新証言”をした。

 当初「山菜採りの途中ではぐれた」と話していた父親の説明と符合するため、娘にも“口裏合わせ”させた可能性が浮上した。後に父親は「しつけのために車から降ろした。5分後に戻ると姿が見えなくなっていた」と証言を変えており、何が本当なのか全く分からない状況だ。

 道警は大和くんの捜索と並行して両親に対して保護責任者遺棄容疑での事情聴取を行っている。

「現状は行方不明者捜索であって、事件捜査ではない。あくまで任意だが両親には簡易の科学捜査も実施しているが(血痕の有無を判定する)ルミノール反応は出ていないようだ。警察犬も全く反応せず、遺留品も見つからず“大和くんがいない”ということ以外は“ナゾ”だらけ」(捜査関係者)という。

 行方不明になった5月28日の昼前、自宅前でワゴン車に荷物を積み込む父親の姿が目撃されていた。

「子煩悩なお父さんなので、キャンプにでも連れて行くのかなと思った。特に変わった様子もなかったですよ。まさかこんなことになるなんて…。早く無事の知らせを聞きたい」と近隣住民は語っていた。