逮捕者の1人は“要注意人物”だった!? 東京都豊島区のマンションに女子大生(21)を連れ込み、胸を触ったとして、警視庁巣鴨署は19日、強制わいせつ容疑でいずれも20代の東大生の男4人を新たに逮捕した。同事件では同容疑で11日に東大工学部4年の男(22)が逮捕されていた。

 新たに逮捕された4人のうち3容疑者は「部屋にはいたが、触っていない」などと否認。現場マンションの住人の容疑者は「計画してやったわけではない」などとあいまいな供述をしているという。

 男らと女子大生は、10日夜から男女8人でJR池袋駅近くの居酒屋で酒を飲んだ後、飲み会には参加していなかった東大生のマンションに移動して飲み直した。日付が変わった11日午前0時すぎ、工学部生らは女子大生の服を無理やり脱がせて胸や尻を触った疑いが持たれている。部屋から逃げ出した女子大生が通報し、工学部生は逮捕。女子大生は男らの中の1人と面識があったが、他は初対面だった。

 工学部生を知る東大生は過去の“評判”についても証言した。

「彼が所属していたテニスサークルは飲み会とか合宿がメーンでチャラいイメージしかない。彼は女グセが悪くて要注意人物として知られていました。(2年生まで通う)駒場(キャンパス)のころも、やっぱり女の子に手を出したとかで、サークルを2~3個出禁になっていたので、泣き寝入りしている子も多いのではないか」

 5人も逮捕者を出してしまった東大は「私たちも報道で事件を知り、事実を把握できていない」と困惑している。捜査当局は4人の逮捕を発表していない。この手の事件は逮捕後に処分保留で釈放となるケースもあるだけに、捜査に慎重を期しているのか…。