【相模原死体遺棄】運んだのは犬の死骸と言い張るお嬢様被告は洗脳されていたのか?

2016年01月22日 09時00分

 昨年6月、神奈川県相模原市の墓地で阿部由香利さん(25=当時)の遺体が発見された事件で死体遺棄罪に問われた秋山智咲被告(23)の分離裁判が20日、東京地裁で行われ、同被告は改めて「埋めたのは犬だと思った」と無罪を主張した。

 一緒に逮捕された元婚約者の佐藤一麿元被告は死体遺棄を認め、懲役1年8月(執行猶予3年)の判決が出ている。秋山被告は悪びれもせず3~4分、“遅刻”して出廷し、アナウンサー志望のお嬢様だったありし日の姿を見るようなバッチリメークだった。

 遺体を運び出した13年7月、秋山被告の部屋には異臭騒ぎで捜査が入ったが、ヒトDNAは検出されなかった。被告は“運んだもの”について友人らに「吉本興業の社長が無許可で飼っていた虎が死んで、マロ(佐藤元被告)が処理を頼まれた」と話し、両親には「パーティーで出会った名前も連絡先も知らない女から弱った犬を預かってすぐに死んだ」と説明した。

 証人出廷した友人は「虎の話もそうだが、『マロの元カノが北川景子で毎日、夜中に北川からイタズラ電話がかかってきて困っている』などとありもしないことを言いだして、洗脳されて頭がおかしくなったんじゃないかと思った」と証言。秋山被告の両親は「佐藤は『慶応大の院生でフジテレビに内定している。岸田外務大臣や菅官房長官の親戚筋でいずれは政界進出する』と聞いていた」という。

 秋山被告は腐臭漂う部屋を追われ高級ホテルを転々としたり、佐藤元被告の送迎用にレンタカーを借りるなど、月100万円超を費やした。“金づる”にされた揚げ句に犯行まで手伝わされてしまったのはなぜか。秋山被告の母親がこう証言した。「金遣いや佐藤の高飛車な態度も『フジの内定を蹴って婿養子に入って農家を継ぐ』と言ってくれてありがたくて、(不平不満を)強く言えなかった」。負い目につけ込まれた秋山被告は、言われるがままに“異臭漂う犬の死骸”を運び出したというワケだが…。