大阪キタのゲイタウン・堂山かいわいでは、大阪府寝屋川市の中1男女殺害事件で逮捕された山田浩二容疑者(45)に関連し、この話題でもちきりになっている。

 大阪府警は21日午前1時15分ごろ、キタの新御堂筋沿いの白枠コインパーキングで山田容疑者の車を発見。ここから行動確認の尾行が始まり、星野凌斗くん(12)が遺棄された柏原市の竹林を特定し、19時間追跡の末に同容疑者を死体遺棄容疑で逮捕した。

 そのパーキングは大阪きってのゲイタウン・堂山の入り口だった。少年や男児も好きな“ショタコン”とみられる山田容疑者が来店していたと一部マスコミが23日に報じたバーの店員は「ここで店子を半年やってるけど見たことないです」。

 堂山にはゲイ関係の飲食店が約120軒ある。山田容疑者が21日未明に車を止めたパーキングは午前8時から午後10時までは1時間しか駐車できず、深夜帯は路駐扱いになるため、堂山には短時間しかいなかった可能性が高い。かいわいでささやかれているのが「飲み屋じゃなく、堂山の道端でウロウロしてる若い子を狙って、獲物を探してたのでは?」という説だ。

 この街には、ゲイの路上ナンパ文化が昔からあるとも。「飲みに来るゲイとはちょっと違う人種です。車を降りて徘徊したり、車を流しながら歩いてる子をナンパしたり…。声掛けられるのを道端で待ってる若い子もいて、路上ナンパが多い小道は『待ち子ロード』って言われてるくらい」とは、高校時代よく堂山でナンパ待ちしていたというゲイ男性(30)だ。

 この男性は21日未明も堂山に出ていたそうで「今は夏休みやし、この辺は夜中まで若い子たちがうろちょろしてる」という。山田容疑者の“狩り場”だった可能性が出てきた。