ライザップ恐喝未遂男の言い分「頭の中の情報を消すのに3億円」

2015年07月10日 16時00分

「結果にコミットする」と元プロボクサーの赤井英和(55)やSMAPの香取慎吾(38)をCMで起用しているフィットネスクラブ「RIZAP(ライザップ)」(東京・新宿区)が、3億円を要求される恐喝事件に見舞われた。

 警視庁新宿署が8日までに恐喝未遂容疑で逮捕したのは無職の男A容疑者(29)ら3人。同署によれば、20代の女性が都内のライザップに今年4月前後に通い始めたが1~2か月で頓挫。男性インストラクターから「薬でやせるしかない」と言われ、その後にライザップを辞めたという。

 すると、この話を聞きつけたA容疑者が勝手に女性の“代理人”に就任。ライザップに対し「(トレーナーとの話を収めた)USBデータがある」「トレーナーの身柄をさらうぞ」「女性のライザップ利用料金の全額返済と慰謝料を払え。自分の頭の中にある情報を消すためには3億円」などと今月3日から3回にわたって、電話で脅迫。6日に本社へ押しかけたところを現行犯逮捕された。

 ライザップは主に週2回のマンツーマントレーニングと食事制限でのダイエット法で、成功例を披露するCMが話題を集めている。一方で入会から30日間の全額返金保証制度をうたっていることに対し、先月には神戸のNPO法人「ひょうご消費者ネット」から景品表示法違反(有利誤認表示)に抵触する恐れがあると申し入れられ、週刊誌ではブラック企業と告発されるなど“バトル”が勃発していた。

 これらの騒動にA容疑者は便乗したともいえるが、吹っかけた額は3億円と破格。A容疑者は「誠意を見せろと言って、暗に金銭を要求したことは間違いない」と容疑を認め、ライザップの親会社「健康コーポレーション」は「捜査中なのでコメントは差し控える」としている。