ワイパー泥棒で証明されたカラスの知能

2015年06月26日 10時00分

頭の良さが知られているカラス

 島根県松江市東出雲町の住宅地で、今年春から次々と車のワイパーのゴム部分だけが壊される被害が40件起きていた件で犯人がカラスと判明し、話題になった。島根県警松江署が50人態勢で解明に当たり、5月下旬、防犯カメラによって犯行の一部始終の撮影に成功。カラスがワイパーのゴム部分を引きちぎる映像をテレビで見て驚いた読者も多いだろう。

 動物ライターは事件について「おそらく1羽のカラスが試しにワイパーのゴムを取って来て巣づくりに利用し、それを『これは便利だよ』とほかの仲間に伝えたと思われます。それくらい賢いのです」と解説する。

 カラスの頭の良さは知られているが、よくあるのが洗濯物を干すときに使うハンガーだ。

「下着泥棒かと思ったら、下着はベランダに落ちてて、クリーニング店でもらって使っていた針金ハンガーだけが持って行かれた。近所のカラスの巣を見ると、ホントに巣の骨組みに使われていてビックリでした」(都内の女性)

 カラスの識別能力は鳥類の中では飛び抜けており「羽を持った霊長類」とも呼ばれる。道具を作り、それを使って餌を取ったり、集団内の自分以外のカラスと社会的行動もとれる。自分に危害を加えた人間の顔を記憶し、その特徴や住まいを仲間のカラスに伝えることもできるという。

 さらに道具を遊びにも使う。「公園でカラスが滑り台で滑っていた」という目撃談のほか、ゴルフ愛好家の間では「カラーボールを好んで持っていく」習性も知られている。

 先日放送された「天才!志村どうぶつ園」では、カラスはカラーボールをゴルフ場近くの草むらや縁の下などに運び、隠していることが判明。専門家によると、目的はなく「遊んでいる」のだという。