“誤爆”だらけの反日デモ

2012年09月21日 12時00分

 1972年の日中国交正常化以来、かつてないほど緊張が高まっている。尖閣諸島付近の海域には18日、中国漁船約1000隻が迫り、満州事変のきっかけとなった柳条湖事件から81年目にあたる同日は、さらに大規模な反日デモが中国各地で呼びかけられた。その一方、暴徒化したデモ参加者の様子をよく見てみると、中国人が同胞を攻撃し、日本企業と勘違いして外国メーカーを“誤爆”するなど「愚か過ぎる実情」が次々と明らかになっている。

 襲撃、略奪、放火、暴力…と、もはや反日デモでは済まない犯罪テロ。当局の意向を受け、中国メディアはこの暴動を大きく報じていないが、一般市民は中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」では詳細を続々とアップしている。それで分かったのは、暴徒化した集団が日本関連のモノや建物を狙っているつもりが“誤爆”だらけになっているということだ。

 陝西省西安市での事件。ある中国女性が“日本車に乗っていた叔父がデモ隊に囲まれレンガでボコボコに殴られた”とウェイボーに書き込んだ。女性は「加害者を許せない。法の裁きを受けさせたい」と悔しさをぶつけている。

 すると、書き込みを見た人たちが「私はそこにいて、写真を撮りました」「おそらくその場面と思われる画像があります」と続々と写真をアップ。日本車の前で、頭から血を出して倒れている男性と介抱する女性の写真だ。ほかにも道路が血だらけになり、凶器と思われるレンガが落ちている写真も。

 女性は「それは私と叔父です。中国人を襲う疑似愛国者を許せません。その写真は公安の捜査の助けになります」とコメントした。
 ほかにも「日本車を見るとむかつくんで、駐車していた三菱の車のエンブレムをもぎとったぜ」と画像つきの自慢げな書き込みも。しかし、画像のエンブレムはベンツのもの。

 さらには、韓国巨大メーカーであるサムスンの携帯電話販売店に火がつけられた画像が、アップされていた。韓国紙「東亜日報」は17日、「中国の反日デモで、罪のない韓国のメーカーも被害を受けている。日本企業と誤認されたためだろうか」と報じている。韓国うどん店もデモ隊に囲まれたが、看板にはハングルとともにカタカナと漢字が書いてあった。