卑劣!航空機内は盗撮天国

2012年09月18日 18時00分

 野放しだった“飛行機内スッチー盗撮”が初めて摘発された。警視庁東京空港署は10日、兵庫県上空を飛行中の日航機内で客室乗務員(27)のスカートの中をボールペン型カメラで盗撮したとして、会社社長(34)を兵庫県迷惑防止条例違反の疑いで逮捕した。飛行中の航空機内の盗撮行為で逮捕されたのは全国初。現役のCA(キャビンアテンダント)によると、無防備なスッチーは撮られ放題で、機内は“盗撮天国”だったという。

 この会社社長は「制服を見て盗撮したくなった」と供述しており、余罪についても調べを進めているが、これまで機内での盗撮を摘発するのは困難だった。

 理由は、取り締まる条例が都道府県ごとに規定されているため、犯行現場がどこの上空だったかを特定しなければならないからだ。今回の事件では目撃者がおり、犯行時の飛行地域が特定できたので逮捕に結びついた。

 女性の“制服業種”の中でも人気の高いCAはとかく狙われやすい。「スッチー 盗撮」とネット検索するだけでも膨大な盗撮画像を確認できる。大手航空会社のCAが、その驚くべき実態を本紙に明かした。

「飛行中の事故やケガ防止に気をつけてるので、盗撮には気を配らないし、されても無視する」(Aさん=26)。

 盗撮されたことがあるBさん(24)は「カシャッという音が鳴ったので、下を見るとお客さんがケータイを素早く隠すところを見た。間違いなくスカートの中を撮られたと思ったが、万が一、勘違いだったら…と思って何も言えなかった」。

 つまり、撮影されたことに気づいても控え室で「あの客に気をつけて」と仲間に伝えるだけで客本人には注意しない。盗撮犯にとってはやりたい放題だったのだ。スカートの中だけでなく、お尻も狙われる。

 Aさんの場合、「制服のスカートがピチッとしてるから下着のラインが出ちゃう」。実際、ネットにもパンティーラインの浮かんだお尻の画像が多い。

「Tバック派のCAは2割」(同)というだけに8割のCAは“ライン浮き”するようだ。

 一方で「撮らせて」と正直に頼む客には快く応じるとも。一眼レフでCAを撮りまくるある常連客はキッチンスペースのカーテンを開けて入って来るという。「写真を会社に何十枚も送ってもらった」とBさんは笑うが、エスカレートすると、ストーカー化する客もいるようで「フライトスケジュールがお客さんにバレてて『Bさん、明日もこの便ですよね』って笑顔で言われて怖かった。機内の担当ブロックまで知ってて、そのエリアに必ずいる」。

 他にも「シャツの下は何着てるの?」「どこのホテルに泊まるの?」とのセクハラ発言や、お尻にタッチされることも。今後も苦労は絶えないだろうが、今回の逮捕には「ひとまずホッとはしている」とAさんは語った。