【世界のカンニング事情】韓国では報酬35万円でプロが主導

2015年04月01日 08時00分

 インド東部ビハール州の複数の学校で、進級試験を受ける生徒を親たちがなりふり構わず手助けする集団カンニングで、生徒約600人が退学処分を受け、話題になった。試験会場のビルの壁をよじ登って、子供にカンニングさせようとするのだからすごすぎる。

 この試験は、日本の高校1年生に当たる生徒が受けるもので、将来の進学、就職を左右する重要なもの。州内で140万人が受けている。地元テレビは家族らが校舎の外壁をよじ登り、窓越しに生徒にカンニングペーパーを手渡す様子などを報じた。警官が配置されているにもかかわらず、堂々と行われ、警官は家族から賄賂を受け取っているケースもあるという“伝統行事”だが、やっぱり改めようということらしい。

 カンニングといえば、世界中で行われている。

 韓国では2004年に携帯電話のショートメールを使った集団カンニング事件が発覚。09年には無線イヤホン、12年にはロースクールへの進学に使用される英語能力テストで、集団カンニングを主導した会社員(29)や英語教師など6人が逮捕された。関与した受験生は50人にも上り、プロ側の報酬は18万~35万円だった。

 日本でも02年、一橋大学の期末試験で2、3年生計26人のカンニングが発覚。11年には京都大で行われたセンター試験で、携帯電話を使って試験問題をインターネットの質問サイトに投稿し、解答を募集する手口が発覚した。

「歴史的には正岡子規や夏目漱石もやったといわれ、昔はヤマをはった部分を書き込んだ文章を隠し持つのが定番でした。カンペを隠し持ったり、手や腕、筆記用具や消しゴムに書き込むなどだったが、今や時代が違います。マイクロレンズを取り付けたペン、スマホでやりとりするデジタル方式をやっているヤツもいる」(事情通)

 センター試験では、携帯電話をかばんにしまわせる、カンニングが疑わしい場合はまず警告、2度目で退室・失格となるなどの対策がとられている。