金属バット殺人美女の動機と“着エロDVD”過去

2015年02月05日 11時00分

 同居していた交際男性(48)をメッタ刺しのうえ金属バットでタコ殴りにして殺害したとして、殺人容疑で無職の菊池あずは容疑者(28)が2日夜、警視庁中央署に逮捕された。菊池容疑者は、銀座のホステス勤めのほか、着エロDVDに出演した過去の持ち主。「別れるくらいなら、殺そうと思った」とのすさまじい犯行動機を述べているという。

 事件は2日午後0時20分ごろ、JR八丁堀駅に近い東京都中央区新川のマンション一室で、男性が頭から血を流して倒れているとの通報で発覚した。男性は病院に搬送された後、死亡が確認された。

 現場の状況から、男性はベッドに横になっているところを襲われた可能性が高い。司法解剖の結果、失血死のようで胸の刺し傷は深かった。この部屋に住む菊池容疑者は警察の調べに「私がやったことに間違いない。包丁で刺した後、頭部を金属バットで殴った」と容疑を認め、別れ話を切り出されてトラブルになったと話しているという。

 男性はパジャマ姿でベッド脇に倒れ、胸の刺し傷と頭を殴られた痕が複数あった。部屋には血のついた包丁と金属バットが放置されていた。中央署の幹部は「包丁はともかく、金属バットを(殺害目的の凶器として)用意したのかは捜査中」。猟奇性については、戦前に男性を殺害して性器を切り取る事件で世間を騒然とさせた「阿部定(と同じ行為の事件)ではなかった」という。

 事件は菊池容疑者から連絡を受けた知人男性が警察に通報した。

 菊池容疑者には銀座ホステスの経歴があった。銀座事情通によると「菊池と殺害された同居男性は、銀座の同じクラブで働いていたことがある。ホステスと従業員という関係だったが、2年ほど前から交際が始まったようだ。男性はその後、銀座の別のクラブの責任者になった。真面目で人望があったそうですが、実はつい最近まで菊池容疑者とどうしたら別れられるのか、知人に相談していた。それほど菊池容疑者はエキセントリックなタイプでヤバかったみたいです」。同容疑者の仕事ぶりは「あまり男と話すのがうまくなく、過激な言動で客とトラブルもあった」という。

 年の差20歳カップルの“痴情のもつれ”に加えて、菊池容疑者の美貌が注目されている。本人らしきフェイスブックのアカウントに掲載されていた美しい顔写真がネット上に転載されている。

 さらには着エロDVD出演の経歴まであばかれた。「峰あずは」の芸名で「月刊 隆行通信LQ13」(2013年4月発売)に出演していた。同DVDには「身長179センチ」「B90・W60・H90」と記され、ダイナマイトボディーで長い脚を強調するようなミニスカート姿で胸の谷間もまぶしく、開脚して股間を見せつけるシーンもある。

「峰あずは」が所属していた芸能事務所のスタッフは、事件の一報に「そんなことをする子には全く思えなかった。ここ1年は全く連絡を取っていない」と驚く。

 事務所はアニメ「ルパン三世」の人気キャラクター「峰不二子」にあやかる芸名を与えた。「スタイルの良さと、ミステリアスな雰囲気がマッチすると思って『峰』にした。菊池も気に入っていた」と同スタッフ。菊池容疑者はモデルの仕事を希望していたが、「なかなか見つからない中、『隆行通信』の仕事が入った。うちで菊池がやった仕事はその1本だけ」。

 気を使った事務所はカメラマンに対し、「過激なショットはNG」と申し伝えた。ポージングにはぎこちなさがあったという。撮影後には「筋肉痛になった」とこぼしていた。ヒットしなかったこともあり、その後の仕事につながることはなく次第に連絡も途絶えた。

 スタッフは「人とコミュニケーションをとるのが上手でなく、話もうまくなかった。実家が福岡で、上京したのは3~4年前。所属した当時は品川に住んでいた。『福岡に帰って自分の店を開くことが夢』と話していた」と振り返る。

 芸能界にも夜の世界にもなじめずに、東京で頼れるのは殺害した男性ただ1人だけだったのか。別れ話に逆上したとはいえ、あまりにすさまじすぎる殺害方法だけに、菊池容疑者にはよほど大きな“心の闇”があったに違いない。それは…。(つづく)