上から目線で教団批判したオウム元信者の“仕事自慢”

2015年01月28日 11時00分

 オウム裁判に超イヤミな元信者が登場した。オウム真理教元信者高橋克也被告(56)の7回目の裁判員裁判が26日、東京地裁で開かれ、猛毒VXを使った事件などに関与した元信者の男性(49)が証人出廷した。

 男性はレーザーの設計図や毒素のボツリヌス菌を企業から盗むなど教団の非合法活動に従事。1997年に懲役15年の実刑を言い渡され、すでに会社員として社会復帰している。

 刑期を終えた余裕からか、「当時3時間しか寝てなかった。あまりにも忙しいので(任務を)失敗するのではと思った。十二分な睡眠をとれば、ある程度失敗は防げると思った」と、“ブラック企業体質”な教団を批判。

 一方で自分の能力の誇示は忘れない。「出家前は一流企業と呼ばれる会社員だった。特殊産業でほとんど解雇されることもない。働いていた人たちに話を聞くと、今の自分の収入の5倍はもらってる。その生活を出家でフイにする価値はあるのかなとも思った」

 さらには「予算10億円規模のコンピューターチップ製造プロジェクト責任者になった。地下鉄サリン事件の当日はアメリカにいた。チップの製造装置の買い付けをしていた」と仕事自慢まで。

 男性は被告と同時期に出家したが、被告が大仕事をしたことは「ない」と言い、アジトの部屋も男性は個室で被告は大部屋だったと鼻高々。「下世話な話ですが、10億円を任されるレベルと、そうじゃないレベル」「彼は運転手として動いてただけ」と暴言を吐いた。

 これだけこきおろされれば、初公判以来、無表情を続けた高橋被告もさすがにイラつきを隠せず、非常に厳しい顔つきになっていた。

 それだけではなく、「私は(幹部だった)上祐(史浩)さんと普通に話す人間。上下関係もあまりない」として、有名人とも“五分の関係”であると主張。

 言いたいことだけ言いまくった割に「以前は狂信的で危険な人間だったけど、今はマジメにボランティア活動もしてるので、ソッとしてほしいです」と傍聴者やマスコミにお願いすることは忘れなかった。