頭の片隅に入れておきたい「立ちション」と「公然わいせつ」の分かれ目

2015年01月09日 07時10分

 冷え込むとしたくなる立ちションは要注意だ。奈良県警高田署は先月、路上で局部を露出したとして大和高田市の無職の男(65)を公然わいせつ容疑で逮捕した。男は12月9日午前9時ごろ、同市内の路上で通行中の主婦(41)などに対し、ズボンを下げて“開チン”した疑い。主婦の110番通報で警察が周囲に聞き込みをすると「よく出してるオッサンといえば、あの家の男ちゃいますか」と容疑者がアッサリ特定された。

 男は「下半身を出したことは認めるけど、散歩してたら我慢しきれなくなって立ちションしていただけだ」と容疑を否認している。ところが、同署幹部は「犯行現場は男の家の目の前。小便したければ家ですればいい。それに、わざわざ陰茎を道を歩いている女性のほうに向けたりしていた。これはクロだ」と語る。ここまで状況証拠が揃っていれば、露出狂と判断せざるを得ない。

 警察関係者によると「露出で捕まって『立ちションしてました』と言い訳する男は少なくない」という。前出の奈良の事件で警察は犯行現場の尿反応は調べない方針だ。

「否認していても警察は尿反応を見ないのだから、露出して逃げる際に尿をまいても意味はない。露出は公然わいせつ罪。立ちションは軽犯罪法違反。ともにほとんど起訴されないが、強硬に否認すると示談の道も断たれるし、起訴されることになるかも。さっさと容疑を認めてしまったほうが得策だと思う」(法曹関係者)

 新年会シーズンだけに、酔った帰り道にこらえ切れずにシャ~とやるお父さんもいるだろうが「立ちションもやり方が重要です。誰も見ていないところで、腰を回転させずに壁を向いて真っすぐすること。あとは『あの人ならやりかねない』と不利な証言をされないように、普段からよい行いをしておくことも大切です」(同関係者)。

 そもそも立ちションは法律違反だが、頭の片隅に入れておきたい。