京大学生寮を家宅捜査 これが中核派学生の活動実態

2014年11月14日 17時00分

 警視庁公安部が13日、京都大学の学生寮「熊野寮」を家宅捜索した。2日に東京・銀座のデモで機動隊員が京大生2人を含む中核派系全学連の活動家3人に暴行された公務執行妨害事件を受けてのもの。約120人態勢で、学生らから怒号が飛んだ。

 逮捕された2人の京大生が熊野寮に住んでいたため、関係先として捜索された。寮に入ろうとする警察に寮生は「令状を見せてください」と反発し、騒然とした雰囲気になった。それにしても中核派がいる学生寮とは、どんなものなのか。

 公安関係者は「熊野寮は寮内に学生自治組織があるのが特色です。京大には他にも学生寮がありますが、中核派は排除されています。ただ、熊野寮だけは排除し切れていない。入寮の際に寮生が面接するのですが、それが中核派学生のため、洗脳しやすい学生が選抜されてしまうといわれている」と指摘した。

 もっとも熊野寮は定員400人を超え、ほとんどが普通の学生なので、中核派による寮生の選抜が実際に行われているのかは不明。コアな中核派学生は20人いるかどうかで、寮内でも少数派だ。

「それでも躍起になって拠点を潰そうというのは、公安の強い警戒心の表れ。過去にも熊野寮の家宅捜索は行われていますが、いまだ潰れていません」(過激派に詳しい関係者)

 最近の動きは急だ。2日の逮捕をきっかけに、4日には京大キャンパスで京都府警の警官が学生らに拘束される騒動があった。11日には逮捕された学生ら中核派の活動拠点である「前進社」を警視庁公安部が家宅捜索。そして今回の学生寮だ。

「しばらくゴタゴタするでしょう」(前出公安関係者)。公安VS中核派学生の戦いは続いている。