中国 大学キャンパスに売春宿!学割サービスも

2014年11月01日 09時00分

 セックスをエサに旅行費用を男に出させようという“ビッチハイカー”美女が出現して世界中を驚かせた中国から、またまた仰天ニュースが…。今度は湖北省武漢の大学で、こともあろうに学校側が構内に売春宿をつくり男子学生には学割サービスをしていたことが、当局の捜査で判明。これには、さすがの中国人も驚いており、複数の中国メディアが10月27日以降、連日報道している。だが専門家によると「騒いでいるのは建前。中国では公共の施設内にこそ風俗店があるんですよ」と指摘する。どういうことなのだろうか。

 売春が発覚したのは武昌理工学院大学。同校の学生が「キャンパス内の学生寮の隣にあるホテルで学生を対象にした売春行為が行われている」と警察に通報した。

 5階建てのホテル「広信国際大酒店」は大学が経営しており、玄関に「足つぼマッサージ」の看板が掲げられている。学生証を提示すると割引されるのだという。だが、足マッサージとは名目で、実は売春だった。

 通報した学生が足つぼマッサージを受けようとしたところ、女性から「特別サービスはどう?」と誘いがあった。女性は「通常のマッサージは88元(約1580円)。特別マッサージは200元(同3600円)、特別サービスは400元(同7200円)。学生証を提示したら10元(同180円)割引です」と説明してきたという。この特別マッサージ、特別サービスが売春だったわけだ。

 大学側は公式ホームページに「大学とホテルはまったく関係ない」とコメントを掲載した。しかし、ホテルの営業許可証によると大学が経営していることになっている。

 ホテルは昨年3月に営業開始。その際の代表は学長だ。現在は学長の妻の弟が代表になっている。つまり、学長の一族ぐるみで売春宿を経営していた疑惑がある。ホテル側は「一部職員が個人的にやっていただけ。厳重に処分します」と関与を否定している。しかし、中国紙「京華時報」の記者が潜入取材したところ、マッサージ女性は「売り上げの半分をホテルの社員であるマネジャーに渡し、社員はその一部をホテルに渡している」と暴露。ホテルも関与していた可能性は濃厚だ。

 ある学生は「両親が苦労して通わせてくれた大学のキャンパスに売春宿があるなんて」と絶句。公安当局は詳しい事情を調べている。

 中国では昨年4月、上海にある中学校横の通りで、夜な夜な営業していた売春宿6件が摘発され、約30人が逮捕される事件があった。

 だが、今回の事件は大学構内で学生相手に堂々と売春が行われていたとされるだけに、地元の教育関係者はショックを受けている。

 情報誌「アジアンキングダム」(12月1日創刊、ミリオン出版)の編集長で、中国風俗事情に詳しいブルーレット奥岳氏はこう指摘する。

「中国でマッサージ店といえば、当たり前に裏メニューとして性行為もあります。このスペシャルサービスを『特服(特別服務)』と言い、どんなマッサージ店でも『有没有特服?』と聞けば、やってもらえます。だから、大学構内にマッサージ店があること自体がおかしいのです。おそらく200元は手コキで、400元が本番なのでしょうね」と指摘する。

 それにしても、大学構内とは大胆きわまりない。奥岳氏は「表向き、中国で売春は厳禁。でも、大学という公共施設の中だからこそ、売春宿経営をやりやすいのです。なぜなら、普段、大学構内に公安は入ってきませんから。公安は賄賂を要求できる売春宿などの違法行為を見つけるため、常に道をウロウロしてますが、ちゃんとしているはずの公共施設内には入ってこない。だから、チャンスと思ったのでしょうね」とみている。

 中国では今年1月から、習近平国家主席の号令で、国内の風俗店の徹底摘発が進んでいる。たとえ地元の公安が賄賂を受け取っていたとしても、摘発は免れなかっただろう。ましてや、公安の目を盗んで売春宿を経営していたとすれば、通報されれば即アウトだ。それにしても、通報した学生がいたということは、中国にもモラルが生まれてきたということか。