朝日関係者100人以上に殺害予告 某記者が「身の危険」

2014年09月17日 08時00分

 従軍慰安婦や福島原発事故の誤報問題で揺れる朝日新聞で、多くの記者が殺害予告を受ける騒動が起きた。ネット上に100人以上の同紙記者や関係者の名を連ねた「朝日関係殺虫駆除リスト」が作成され、記者が「身の危険を感じる」とSOSを出したのだ。

 ツイッターに公開され、物議を醸しているのは「朝日関係殺虫駆除リスト」なる一覧だ。投稿したとみられる男性は「このリストに載せた糞虫とその家族は殺して良いという法律ができました。近所でみかけたら家族ごと駆除しましょう」と説明。ツイッターのアカウントを持つ朝日や関連会社の記者125人から元同紙記者だった松島みどり法相(58)、地方の朝日販売店のゆるキャラまでもが、リスト入りしている。

 当初、同リストは「朝日関係者殺害用リスト」のタイトルがつけられていた。大相撲担当のN記者は14日にリスト入りしたのを受け、「身の危険を感じます」とツイート。その後、「『阪神支局襲撃事件』で、本当に記者が射殺されている朝日新聞の記者としては、世界とつながっている「公的な場」であるツイッターでの『殺害予告』のような態度表明は、決して、笑って流すような問題ではありません」と訴えた。

 するとリスト作成者は「殺害ではまるで朝日新聞社に人間がいるかの誤解与える」とツイート。「殺害用リスト」から「殺虫駆除リスト」に変えたものの、既に他のユーザーが警察に通報したとみられ、N記者も「今回の件は、すでに社が厳正に対応するとのことなので、社に一任しています」。イタズラや筆が滑ったでは済まされない雲行きだ。

 朝日を巡っては、8月の従軍慰安婦報道の一部記事取り消し以降、大阪の豊中支局で看板や駐車場の車へ器物損壊が起き、関係者への人権侵害や脅迫的な行為があったと訴えていたが、殺害予告騒動までになったのは初。

 誤報問題で朝日バッシングが大勢を占める中、今回の騒動にはネット上で「テロで脅すのはダメ」「朝日を利するだけ」とリスト作成者へ非難の声が相次いでいる。