中国の残虐殺人鬼 凄絶な最期

2012年08月18日 18時00分

 中国で戦慄を走らせた連続強盗殺人犯が皮肉な最期を迎えた。10億人以上の中国人民が固唾をのんでの大捕り物劇となったのは、連続殺人を犯しながらも野放しになっていた周克華容疑者(42)だ。周容疑者は2004年に銀行で7万元(約84万円)を強奪し、女性を銃で殺害。翌年にも銀行から出てきた夫妻に発砲し、17万元(約204万円)を奪った後に2人を殺害した。同年に周容疑者は逮捕されたが、銃の不法所持で強盗殺人容疑ではなかった。当時、中国はDNAのデータベースが不十分で、なおかつ過去の犯罪歴や他の事件との照会がザルだった。周容疑者は4年間服役しただけでシャバに出た。

 

 周容疑者は再び強盗殺人を繰り返し、今年1月までに5件、計4人が死亡した殺害事件の容疑者に浮上。中国全土で指名手配となったが、捜査の網をくぐり抜け、逃亡最中には山中にも潜伏するタフネスぶりだった。周容疑者の凶行は止まらずに今月10日には、重慶市の銀行で20万元(約240万円)のバッグを強奪後に1人を殺害。さらに追撃してきた警察官1人も射殺していた。

 

 中国は銃規制が厳しいうえに計9人もの殺害を許し、メンツ丸潰れの公安警察は周容疑者の検挙へ大捜査線を展開。50万元(約600万円)の懸賞金もかけられ、ネットを通じての市民からの情報提供もあり、重慶郊外の山中に追い込んでの山狩りとなっていた。周容疑者は、頭部をちゅうちょなく撃つ手口で“ヘッドショット男”として、恐れられたが、自身も最期は警察官に頭部を射抜かれての絶命となった。