多発する水ぶっかけ事件は「氷水チャレンジ」の悪影響か

2014年08月28日 08時00分

 東京・葛飾区で女性の頭に大量の水がかけられる事件が多発している。周辺住民が「アイス・バケツ・チャレンジの悪影響ではないか」と疑う騒動を追ってみると――。

 警視庁によれば、最初に被害が確認されたのは、7月中旬。以後、同月22日までに8件の被害報告が寄せられた。手口はいずれも同一で、夕方から夜にかけ、歩いている10~30代の女性の背後から男が忍び寄って、ペットボトルかバケツ状のものに入った水を頭上や背中にぶっかけ、逃走を図るというものだ。

「男が突然、水をかけ、反応を楽しんでいたと聞いた。水ではなく、尿ではないかという話にもなっていた」(地元住民)。捜査関係者は「尿の被害は届いていない。水です」と否定。

 一方で、男は被害者に水をぶっかけながらもタオルを渡す謎の気配りも見せていたという。折しも世間ではアイス・バケツ・チャレンジが流行しているとあって、地元住民は「本当にあのチャリティーはイヤ。犯人も水をかけても怒られないとマネしたんじゃないの」と憤る。

 ただ被害は7月の中旬から1週間に集中し、8月に入ってからは報告されていない。アイス・バケツ・チャレンジは、お盆明け以降から爆発的に広がっていただけに捜査関係者は「アイス・バケツ・チャレンジの影響はないでしょう」と話す。

 とはいえ関連がゼロともいいきれない。同チャレンジは筋萎縮性側索硬化症(ALS)のチャリティーをうたってから、この1か月で社会現象にまで拡大したが、チャレンジ自体は日本でも6月ごろから一部業界で盛り上がっていた。

「自動車のカスタム業界で火がつき、そこからホストやキャバクラなどの水商売系に広がった。そのあたりの業界の人から見れば、今の盛り上がりはいまさら感でいっぱいです」(事情通)

 ブームのはしりに悪ノリした者による愉快犯の可能性もあるようだ。