愛媛少女死体遺棄 近隣住民が証言する主犯“鬼女”の正体

2014年08月19日 11時00分

市営住宅の近所に住む女の子が描いた女の似顔絵

 愛媛県伊予市の市営住宅から17歳の無職大野裕香さんの遺体が見つかった死体遺棄事件で、大野さんが苦しんだ凄惨な生き地獄の実態や、主犯とされる無職の女(36)の正体が本紙の現地取材で浮かび上がった。若者たちを部屋に招き入れていた女は、その息子たちとともに大野さんを暴力で支配。少女の危険を知っていながら、本腰を入れて対応にあたらなかった警察と市にも批判の声が上がっている――。

 

 

 異常な暴力が振るわれた現場となった市営住宅では、17日も愛媛県警による現場検証が一日中行われた。3階の一室で15日、大野さんの変わり果てた姿が見つかっている。

 

 伊予署は部屋に十数年前から住む女と、無職の長男(16)、長男の知人の男ら計4人を死体遺棄容疑で逮捕したが、大野さんは女の一家から“暴力支配”を受けていた。

 

 市営住宅の住人A氏は「5月か6月の昼に、団地の公園の中で座っていた大野さんを長女が思い切り蹴っていた。何度も何度も顔面や頭を蹴っていた。『タイマンしてた』と報じられているけど、私が見た暴力は完全に一方的。大野さんは反抗せずにやられるがままだった」と証言する。

 

 抵抗さえしなかったということは、執拗な暴力などにより洗脳されていた疑いが出てくる。まさに“生き地獄”だ。

 

 大野さんは少なくとも1年半前から松山市の自宅を家出していた。女の長女と知り合いで、市営住宅に転がり込んだとみられる。「ダイニングキッチンルーム以外に3つ部屋があったんですが、開けっ放しのドアから中をのぞくと、玄関に靴があって、多い日は15人くらい入り浸っていた。もうそんな日は騒がしくて大変でしたよ」(A氏)