ASKA容疑者が覚醒剤と合成麻薬MDMAの使用で再逮捕され大騒ぎだが、麻薬は在日外国人にもはびこっている。

 合成麻薬LSDを使ったとして、石川県警珠洲署は5月29日までに、麻薬取締法違反(使用)容疑で、富山県富山市在住、米国籍の自称自動車輸出業の男ミルビー・マシュー・パーカー容疑者(32)と、同居するアイルランド国籍で元富山市立中学の英語講師の女マーキー・ニーフ容疑者(24)を逮捕した。

 逮捕容疑は、5月5日夜間、石川県珠洲市のキャンプ場でLSDを使用した疑い。2人は自宅から持ってきたLSDを複数回使用。体調を崩して近くの宿泊施設の客に助けを求めたことで発覚した。同署副署長は「症状の重い男はケイレンして立てない状態。女も嘔吐した」と話す。

 2人はテントの外に広げたイスに座ってLSDを一緒に楽しんだ。暗かったとはいえ、野外とは大胆だ。「1辺5~7ミリの正方形の紙に染み込ませたLSDを口から摂取したと供述している」(同)。尿から陽性反応が出たため、同10日に逮捕された。

 事件後に講師を辞職したニーフ容疑者だが、パーカー容疑者も2011~13年にかけて富山市内の中学講師をしていた。

「同じ人材派遣会社から派遣された関係で知り合ったようだ」(同)

 中学生と接する外国人が危険な薬物を使うとは驚きだが、ある米国籍の男性英会話講師は「学校の講師や英会話講師で薬をやってる人は多い」と明かす。この男性は来日前にハリウッド映画「ナインハーフ」や「レスラー」出演の有名俳優にドラッグを渡したことのある売人で「日本でも売ったが、今は足を洗った」と話す。

「外国人には薬の流通経路がある。講師同士だと、すぐにやり取りできるんだ。LSDとかヘロインとかは日本人には刺激が強くてめったに流さないけど、かわいい日本人の女子生徒には大麻とかMDMAくらいなら流す講師はいる」(同)

 薬物汚染は、意外なところにも広がりを見せている。