不祥事止まらぬ神奈川県警

2012年07月31日 18時00分

 また神奈川県警のハレンチ不祥事が発覚した――。県警大和署に勤務していた男性警察官4人が、後輩の女性警察官をカラオケボックスに誘い出し、集団でセクハラ行為をしていたことが判明した。

 

 県警によると、男性警察官4人は刑事2課の巡査部長(当時)、同課の警部補、交通2課の巡査部長と刑事1課の巡査長で、いずれも30代。

 

 4人は今年3月、女性警察官を大和市内のカラオケボックスに呼び出し、交通2課の巡査部長が女性の顔に無理やりキスをした。また、刑事2課の巡査部長は女性に対し、着ているブラウスとズボンを、キスをした巡査部長が着ているシャツとズボンと交換するよう指示。女性警官は命令に従い、その場で服を脱ぎ、着替えた。女性は「仕事に支障があるとよくないと考え従った」と打ち明けた。

 

 女性警察官が異動先の職場で上司に相談したことで不祥事が発覚し、27日になって県警が広報する事態となった。当初は「強制わいせつや暴行には当たらないため事件として立件はしない方針」としていた。

 

 ところが、この事実が大きく報じられると、その日のうちに県警幹部は一転して立件する可能性を示唆。同幹部は、立件できないとした説明について「関係者の聴取を踏まえ、被害届が出されていないという、あくまで現段階でのこと。県警としての最終判断ではなかった」と苦し紛れの釈明。「被害者の意向確認を再度行いたい」とした。

 

 大和署をめぐっては昨年11月にも警察署の女子トイレや更衣室に侵入し、盗撮を繰り返したとして同署に勤務していた40代の男性警部補を書類送検している。

 

 神奈川県警では1990年以降、不祥事が頻発。今年だけでも中原署の男性巡査が自転車窃盗事件をでっち上げ、知り合いを容疑者に仕立てて検挙したとの虚偽報告書を作成し、逮捕された。川崎署では刑事2課長が県警本部に在籍中、横浜市議から長年にわたり金品を受け取っていたことが発覚した。

 

 今月には、全日本剣道選手権大会で優勝した機動隊所属の巡査部長が、知り合った女子高生にケータイカメラで裸の写真を撮らせ、その画像をメールで送信させたなどとして児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕された。