尾木ママ「教育委員会改革を」

2012年07月31日 18時00分

<大津・いじめ自殺問題>尾木ママが怒りの提言――。昨年10月に滋賀・大津市の公立中2年の男子生徒(13=当時)が飛び降り自殺した問題で、教育評論家の尾木ママこと尾木直樹氏(65)が改めて大津市教育委員会の隠蔽体質について猛烈に批判した。全国で相次いで発覚するいじめ問題の打開策や教育委員会改革の必要性を語った。

 

 警察の動きと連動するように大津市が設置を進めている原因究明のための第三者委員会に、遺族側から尾木ママの推薦があったが、市からはまだ正式オファーはない。

「私はこんなに言いたいこと言ってるから、市からホントに依頼が来るかしら」と市側をチクリと刺し、「私にできることがあるなら何でもします。一肌脱ぎますよ」と遺族へ協力する姿勢を示した。

 

 また、「いじめは自殺の要因の一つ」として直接的な理由として認めない市教委の隠蔽体質についても「教育委員は絶対に罰せられることのない権力者になっている。異常といえる今の状態を作ったのも教育委員会なのに誰からも評価・批判されないから、まだ一国一城の主だと勘違いしてる。もっと早く動いていれば、こんなことにはならなかった」とバッサリと斬り捨てた。

 

 ならば、市教委をめぐる環境をどう変えればよいか。尾木ママは第三者の監視の目を入れるべきと教育委員会改革の必要性を提言する。「弁護士とか外部の5~6人で教育委員会の評価を下すような組織を作るのがいい」。さらに教育現場からの評価も有効と言う。

 

「ざっくりとしたものでもいいから、PTAの人とか先生からアンケート調査をやって、公開することも最低限必要。たとえばA、B、Cランクの中で最低評価だったら報じられるべきで、そうすれば自分たちも危機感を持つでしょ」

 

 もはや、市教委や学校側は責任のなすりつけ合いなど、体裁を考えている場合ではないと警告した。

 

尾木ママ怒る「これは殺人事件」