理研が“作戦変更”「突如、小保方氏にすり寄り発言」のウラ

2014年04月08日 20時00分

 理研が大揺れだ! 新型万能細胞「STAP細胞」の論文捏造(ねつぞう)騒動で、9日に反撃会見を開くことが決まった小保方晴子研究ユニットリーダー(30)の所属する理化学研究所が7日、都内で記者会見を開いた。理研は疑義が生じたSTAP細胞の存在の検証実験について詳細を発表。実験には論文の共著者である丹羽仁史氏(49)が参加するが、会見はそれだけでは終わらなかった。理研は責任をおっかぶせたはずの小保方氏へ擦り寄る姿勢を見せたのだ。突然の“作戦変更”の裏にどんな下心があるのか? そして小保方氏側の思惑は…。

 検証実験は、理研発生・再生科学総合研究センターの相沢慎一特別顧問が総括責任者、丹羽氏が研究実施の責任者を務める。計6人のチームで、1300万円をかけて行われる。

 この実験で大事な点は英科学誌「ネイチャー」に投稿された論文の検証ではないことだ。丹羽氏が「一切の予断なく検証実験を進める」と話した通り、論文に記載されているもの以外のSTAP細胞作製方法も試してみるという。あくまで論文の正誤ではなく、STAP細胞が存在するかどうかを調査することになる。

 STAP細胞の作製には、小保方氏しか知らない独自の知識が必要になることも想定されるが、相沢氏は「小保方さんから情報を得られる状況にはないし、期待もできない。検証チームに彼女は加えない」とした。

 理研関係者は「小保方氏と理研は今、直接連絡を取れない状況です。代理人を立てられた以上、連絡事項は代理人を通しています」と明かす。

 もし検証実験でSTAP細胞の存在が認められれば、小保方氏の名誉がかなり回復されそうにも思われるが、実はそうとは限らないという。

「論文とは違うやり方で細胞があるとなったら、小保方氏の手柄ではなくなってしまう。ただ、名前は残ります。アイデアは小保方氏ですから。元の論文でもアイデアはバカンティ教授だったでしょ」(前出の関係者)

 さすがに、STAP細胞の存在が確かになった時点で理研が手柄を横取りするつもりはなさそうだ。むしろ、小保方氏に擦り寄ろうとしているとしか考えられないコメントが飛び出した。

「小保方氏に実験に戻ってもらいチャンスを与えないまま“STAP細胞はない”とは、できない」と相沢氏は言いだしたのだ。聞きようによっては、まるで理研で実験を続けてもらうかのような発言だ。

 その小保方氏は理研の調査結果に対して不服を申し立て、9日に会見を開く予定。代理人主導だが、理研としては気になってしょうがないのは明白。

「理研が小保方氏の会見をセットすることはありません。しかし、今も職員ですから安全確保の役割は果たしたい。小保方氏への誹謗(ひぼう)中傷もあると聞いている。会見でもサポートしたいと考えています。例えば受け付けを理研がやるとか。向こうも人手は足りないでしょうし…」と前出の理研関係者。

 1月末のSTAP細胞の公表から小保方氏の周辺は騒がしくなった。マスコミが追い掛け回すのは想定内だが、一般の小保方ファンとみられる人物も現れたという。

「いい意味で話題になっていたときだけでなく、最近もいると聞いています。なんにせよ身の危険があっては大変です。理研としても対応を考えたい」(前出関係者)

 かつて論文不正事件で理研が研究員に名誉毀損で訴えられたのは本紙でも指摘した。小保方氏が同様の訴訟に出る可能性は十分にある。

 前回の調査報告では、論文に「捏造」があったと断罪しながら、この日は急転「今も職員」「実験に戻ってもらいチャンスを与えないまま――」などと“甘いセリフ”を並べた。また9日の会見時には、小保方氏をガードするという名目で、目を光らせ「余計なコトは言わないで!」と無言の圧力をかけて口封じしたいのはミエミエだ。

 会見で小保方氏が何を話すのか? 騒動は、いよいよクライマックスを迎える。