不審火相次ぐ札幌市北区で警察官舎爆発

2014年04月05日 08時00分

 1月から不審火が相次ぐ札幌市北区で3日、北海道警の官舎で爆発音がし、北署は事件とみて調べている。

 午後11時45分ごろ、官舎に住む警察官から「どんという物音がして煙が見える」と110番があった。官舎1階の玄関付近で物が溶けており、近くからカセットこんろ用のガスボンベが少なくとも5本見つかった。けが人はいなかった。

 北署によると3本のボンベが破裂していた。近くから長さ約2センチのくぎ約100本が見つかり、北署は何者かが住人に危害を加えるため、くぎを仕掛けた上でボンベを爆発させた可能性があるとみている。

 北区では1月以降、官舎の斜め向かいにある北署の駐車場に止めてあった車や量販店の売り場、ホームセンターのトイレなどが焼け、焼け跡からボンベなどが見つかる不審火が4件あった。いずれも半径約3キロの範囲で発生。病院に搬送される人が出たり、大規模な避難騒ぎにもなったりしている。道警は店の防犯カメラの画像解析などを進めるが、有力な手掛かりは見つかっていない。

 近隣の店では巡回強化や商品の配置換えを迫られ、「次はうちで起きるのではないか」と戦々恐々としている。ある大型店の担当者は「また起きれば客足に影響が出かねない」と神経をとがらせ、人目の少ないトイレや駐車場の巡回回数を増やした。陳列するボンベを悪用されないよう目立つ場所に置き換えた店もある。

 被害に遭った店をよく利用するという北区の30代主婦は「子供だけでは極力買い物に行かせないようにしている」と不安そうに話した。