オウム裁判で改めて明かされた平田被告の親バカ「ウサギ愛」

2014年03月02日 08時00分

 目黒公証役場事務長拉致事件など3事件で逮捕監禁罪などに問われ、先日、懲役12年を求刑されたオウム真理教元幹部平田信被告(48)の裁判で「ウサギ愛」が話題になったのは、あまり報じられていない。

 平田被告と元信者の同居女性Sさんは、逃亡中の2000年にウサギを購入。11年8月13日に死ぬまで「子供のように」愛を注いだ。その写真が2月20日の公判で公開された。立ち耳で毛色は青みがかったグレーと白の混合で「ネザーランドドワーフ」とみられる。絵本「ピーターラビット」のモデルとされる、価格相場が3万~8万円の人気種だ。

 写真は、あおむけのSさんの胸の上に乗ったウサギや、2羽のウサギイラストプリントTシャツを着た平田被告が、ウサギを腹に抱いたもの。拉致事件当時に革ジャン姿でコワモテだった面影はない。

 ウサギは、個体差はあるが、抱き癖をつけて慣れさせればなつく。自称「引きこもり」の同被告は、ウサギと気持ちを通わせる時間は相当あったに違いない。

 トイレから這い出てきた瞬間のウサギの写真も公開されたが、平田被告は「トイレに入るときもずっとついてきてドアの下から入ってきた」と、親バカぶりを示した。

 飼育費用は「月に1万円かからないくらい」とも話したが、医療費を除けば月の食費は3000円ほどが普通で、かなりのオヤツやオモチャを買い与えて溺愛していたとみられる。なけなしの稼ぎ(Sさんの月給10万円)からウサギにかけた金額にも愛を感じる。

 ある不動産管理会社関係者は「ペット飼育禁止のマンションでウサギをこっそり飼う人は多い」と話す。同じく逃亡していた元信者菊地直子被告(42)もウサギを飼っていた。鳴かないし、体臭もほとんどしないウサギは潜伏生活を送る逃亡犯の心の支えになっていたようだ。

 外出しなかったとされる平田被告だが「Sさんのいないときに、近所を出歩くことはあった」とも証言。こっそり“兎(う)散歩”していたかもしれない。