神戸山口組幹部銃撃事件で六代目山口組系組幹部を逮捕 抗争終結も近い?

2020年11月06日 06時00分

暴力団による銃撃事件が相次いでいる(写真はイメージ)

 兵庫県尼崎市で特定抗争指定暴力団・神戸山口組系組長ら2人が拳銃で撃たれ重傷を負った事件で、県警は5日、組長に対する殺人未遂の疑いで、尼崎南署に出頭した特定抗争指定暴力団・山口組三代目司興業の幹部藤村卓也容疑者(52)を逮捕した。

 事件が起きたのは3日午前11時35分ごろ。尼崎市稲葉元町のコンビニ付近の路上で発生した。神戸山口組三代目古川組の仲村良松組長と親泊吉広幹部が、2人組に至近距離から脚や手を撃たれて重傷を負った。

 名古屋が本拠地の司興業は司忍山口組組長の出身母体で、現組長は山口組の直系幹部。

 昨年11月には古川組の古川恵一元組長が山口組系元組員に射殺される事件が起きた。

「2015年8月に山口組から複数の団体が離脱し、神戸山口組を立ち上げることが発覚。古川組は当初の参画団体ではなかったが、同年12月に六代目山口組から神戸山口組に移籍した。山口組幹部の激励を受けた後の移籍だっただけに、ずっと狙われていた」(暴力団関係者)

 ここ最近は山口組の攻勢が目立っている。きっかけは昨年10月、山口組のナンバー2の高山清司若頭が府中刑務所から出所したことだ。

 これを境に各地で神戸山口組幹部・関係者らへの襲撃事件が相次いでいる。

「神戸山口組からは中核団体の山健組など多くの団体が離脱、多くの幹部が引退した。一方の山口組は勢力を伸ばしている。そう遠くない将来に、分裂抗争が決着するのではと言われている」(前同)

 抗争勃発から5年――日本中を震撼させた山口組分裂騒動もいよいよ最終局面を迎えたようだ。

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