家畜盗難にも関与か!?ベトナム人13人逮捕 強固なSNSネットワーク

2020年10月28日 12時58分

 群馬県など北関東で家畜や果物が相次いで盗まれた事件で、入管難民法違反容疑で逮捕された同県太田市のベトナム人のうち、自称カラオケ店経営の男(39)ら2人が、宅配便で国内のベトナム人向けに肉や果物を送っていた。県警は、SNSで注文を受けて送ったとみて、窃盗事件との関連を慎重に捜査している。

 県警が27日、太田市内にある宅配便の配送センターの伝票を調べたところ、2人の名前で肉や果物を配送した記録があった。受取人はほぼ全てがベトナム人で、群馬、埼玉両県を中心に関東の住所が多く、関西もあった。
 県警は窃盗事件の捜査で、SNSを通じて肉や果物を売るベトナム人のグループを把握。入管難民法違反容疑で太田市の住宅を家宅捜索、ベトナム人13人を逮捕した。

 家畜や果物の盗難被害は、今年夏から秋にかけて群馬を含む北関東の各地で起きた。群馬県では豚約710頭、ニワトリ約140羽、ナシ約5400個が盗まれた。

 6年前に岐阜県で除草用のヤギが盗まれる事件があり、犯人はベトナム人で「食べるために盗んだ」と供述。10年前にはビニールハウスのイチゴが大量に盗まれる事件があり、ベトナム人が逮捕。今回と類似した事件が起きていた。

 ベトナム事情通は「来日ベトナム人の数が増えるのと比例して、不法滞在や犯罪も増加している。ベトナム人は、とても強固なコミュニティーを築きます。そのコミュニティーだけで闇売買のマーケットが形成されるのに十分な人数になっています」と指摘する。

 在留外国人の人数は、国籍別では中国(約76万人)、韓国(約45万人)に次ぐのがベトナム(約33万人)だ。

 しかし、警察庁まとめによる「令和元年の来日外国人犯罪情勢」などでは、総検挙状況(検挙件数1万7260件、検挙人員1万1655人)について「国籍別に見ると、検挙件数ではベトナムが35・0%、中国が26・0%、検挙人員ではベトナムが28・9%、中国が25・3%の順に多く、この2か国で半数以上を占めた」との説明がある。

 人数が3位なのに、犯罪数は多いようだ。

【関連記事】