被害者と思われた男が容疑者だった 出頭で状況一変 遺体は兄弟の可能性

2020年10月23日 11時44分

 新潟県柏崎市のアパートの一室で切断された遺体が見つかった事件で、この部屋の住人の佐藤和夫容疑者(48)が22日午前、東京都内の警視庁池袋署に出頭し「私がやりました」と事件への関与を認め、死体遺棄容疑で逮捕された。

 事件は19日、佐藤容疑者が契約する柏崎市北半田の賃貸アパートで、管理関係者が部屋に入り「室内に肉の塊のようなものがある」と通報して発覚した。この関係者は、同容疑者が家賃を今年3月から滞納していたため、部屋に入ったという。

 通報を受けた署員が駆け付けると、衣装ケースの中で、人の胴体と右脚がビニール袋にくるまれた状態で見つかり、腐敗が進んでいた。

 その後の捜査で、部屋の別の場所から、頭や左脚などの部位も発見されていた。司法解剖の結果、遺体は40~60歳の男性で、身長約160センチ、死後半年以上が経過していることが判明していた。

「現場は2階建てアパートの1階の2Kで、家賃は4万5000円。遺体は見た目では性別、顔形も分からないほど腐敗していた。佐藤容疑者と連絡が取れなかったため、当初は遺体の特徴からも佐藤容疑者が何者かに自宅内でバラバラにされたという見立てだった」(捜査関係者)

 ところが、22日、その佐藤容疑者が突然、アパートから200キロ以上離れた池袋署に現れたことで事件の様相は一変。しかも、切断した遺体について「私がやりました」と供述したことで、急展開した。

「家族構成などから、遺体は佐藤容疑者の兄弟の可能性が高く、何らかの事情から、佐藤容疑者は遺体をバラバラに切断し、室内に“収納”していたようだ」(同)

 連絡を受けた新潟県警の捜査員が池袋署に急行し、佐藤容疑者の取り調べを続けており、事件の経緯、遺体の身元などは近く判明しそうだ。

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