京都24歳女性殺人事件 消えたスマホと鍵が示す犯人像

2020年10月20日 11時56分

事件のあった市営住宅

 スマホと鍵を持ち去った犯人の目的は何か。

 今月11日に京都市の市営住宅で住人のアルバイト女性、山村留美乃さん(24)が刺殺された事件で、現場から山村さんのスマホと自宅の鍵が消えていたことが分かった。

 山村さんは、3LDKの間取りに1人暮らしだった。職場から「2日間欠勤している」との連絡を受けた親族が11日午後2時ごろに室内に入り、寝室の布団の上で血を流して倒れているのを発見した。

 遺体は首や胸、背中など10か所以上の刺し傷があり、即死状態。手には身を守ろうとした際にできた防御創もあった。心臓に達する傷もあり、死因は心臓の周辺に血がたまって圧迫される「心タンポナーデ」だった。

 京都府警のこれまでの捜査では死亡推定時刻は9日夜。玄関の鍵は施錠され、寝室の扉も閉められていた。18日まで行われた現場検証では室内は荒らされた様子はなく、山村さんの財布も残っていたが“あるモノ”がなくなっていた。

「山村さんのスマートフォンと自宅の鍵が検証でも出なかった。犯人が持ち去ったとみられる。鍵は犯行後に玄関を施錠するため、スマホは犯人にとっては見られると都合が悪いものだったのだろう。通話やメールの記録や写真など、山村さんとやりとりをしていた親しい人物の可能性が高い。通信履歴が残っている人物の捜査を続けている」(捜査関係者)

 ツイッター上では気になるやりとりも浮上。山村さんの友人とみられる女性同士が「ちょっと前に同棲してた彼氏と別れたと風の噂できいてたんやけどまさかこうなるとは」とツイートしていたのだ。

 山村さんはTシャツにショートパンツ姿の軽装だったことから、親しい人物を招き入れたか、合鍵を持っていた人物が無断で入った可能性などが指摘されていた。

 前出の捜査関係者は「周辺住民も知らない元同棲相手がいて、合鍵を持っていた可能性もある」とみている。

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