「出会い系アプリ」で詐欺横行 結婚エサに1400万円搾取容疑で男逮捕

2020年10月09日 11時30分

スマホ(写真はイメージ)

 コロナ禍の影響で、出会い系アプリ内での詐欺が横行している。

 出会い系アプリ内で知り合った女性に投資話を持ちかけ、現金130万円をだまし取ったとして、無職の深谷迦南容疑者(28)が、愛知県警熱田署に7日までに再逮捕された。

 逮捕容疑は今年1月、アプリで知り合った名古屋市の女性(29)に「仮想通貨をやれば必ず儲かる」「もしマイナスになったとしても、その分は俺が補填する」などとうそを言って現金をだまし取った疑い。

 深谷容疑者の逮捕は10回目で、同様の手口で別の女性8人から、計約1400万円をだまし取ったとして、これまでに8つの事件で起訴されている。

 手口はすべて結婚をほのめかし、仮想通貨などの投資をもちかけるもの。容疑者は「海斗」「加藤一希」などの名前を用いて、仮想通貨で儲けていると豪語していたという。

 犯行は2018年ごろから繰り返しており、女性と交際した上で結婚をほのめかし「投資で結婚資金を増やそう」「元彼女の旦那から慰謝料を請求された」などと言い、金をだまし取っていた。

 新型コロナの影響で職を失ったり、収入が減った人が多い中、出会い系アプリでは詐欺が横行している。

 国のコロナ対策の持続化給付金をだまし取る詐欺で、今年9月に、高校時代にドラフトで注目された大学野球の選手が逮捕された事件も、出会い系アプリを通して「誰でも申請できます」などと拡散されていた。

 捜査関係者は「アプリで知り合ったよく知らない人が金持ちアピールをして、儲け話をされると、詐欺だと気づかずだまされる人も多い。コロナで社会が不安定になっていることも背景として考えられる」と指摘している。

 アプリ内での儲け話には注意が必要だ。