休業保証なし休業支援金も得られず コロナ世代大学生の窮状

2020年09月01日 11時30分

 困窮大学生が声を上げた!! 新型コロナウイルスの影響でアルバイト収入がなくなった大学生が31日に東京都内で会見を開き、学生アルバイトにも解雇予告手当などを支払うよう訴えた。

 会見に出席したのは、都内の大学に通う男子大学生と、8月に大学を卒業し現在は予備校に通う女性。

 男性はイベント会社事務のアルバイトをしていたが、4月1日以降は休みになった。さらに7月末に会社から「アルバイトに振る仕事がなくなった」と告げられ、収入が得られなくなったという。休業手当を求めたが、会社からは「日々雇用契約であり、支払い義務はない」と言われた。国の「休業支援金」を頼ろうとしたが、アルバイト先は中小企業にあたらなかったため、申請ができなかったという。

 女性は、都内のカフェでアルバイトをしていたが、6月に突然「店が閉店する」と告げられた。女性は「解雇予告手当を払ってほしい」と伝えたところ、都外への勤務地変更や休業手当を支払う代わりに退職届の提出を要求されたという。

 2人は今後、団体交渉を行い、会社側に解雇予告手当などを求める意向を示した。

 新型コロナの影響で、飲食店などの接客業が経済的なダメージを受ける中、そのしわ寄せはアルバイトによって生活費を稼ぐ大学生にも及んでいる。

 都内の大学に通う男子大学生は「コロナの影響でアルバイト先のカフェでは来店客が激減した。そのため、一日にシフトに入れる人数も5人減らされた。大学もリモート続きでずっと自宅にいるので、家の近くで稼げるバイトを探しているが、なかなか見つからない」と嘆く。

 充実したキャンパスライフもかなわなければ、アルバイトにも就くこともできない。コロナ世代の学生にとっての負担は精神的にも経済的にも厳しい状況が続いているようだ。