通り魔にドロップキック!

2012年07月05日 18時00分

 東京・江戸川区の駅前商店街に先日、素手の通り魔が出現し、見ず知らずの男女7人をブン殴り負傷させる事件が発生した。

 

 警視庁江戸川署に傷害と暴行容疑で現行犯逮捕された33歳の職業不詳の男は、駅前の商店街を駆け抜け、30~60代の女性6人と、40代男性1人に殴りつけた。

 

 男が急に〝乱心〟したとみられるが、事態は複雑だ。犯行の発端になったのは駅からすぐの商店街入り口にあるスーパーだ。目撃者の1人は「スーパーから青い作業着姿の体格の良い男性が出てきて、次に茶色の服を着た犯人が現れた。男性が怒った様子で犯人を殴った」と話す。

 

 容疑者の男も殴られていたのだ。男は「近くにいたオバサンの顔を殴って、商店街を走っていった」(同署)という。商店街の洋品店女性店主も事件を目撃していた。

 

「茶色い服を着た犯人の男に殴られて、小柄な男の人が鼻から血をダラダラ流して店の前の路上にうずくまってたのよ。犯人はそのまま逃げようとしたんだけど、男の人が立ち上がって空中に飛んだの! そして、プロレスのアレよ、ドロップキックよ! ピューと飛んで逃げる犯人の背中に当てたのよ!!」

 

 勇敢な男性は劣勢をくつがえす大技を炸裂させたわけだ。ところが、男は倒れなかった。さらに走って凶行を重ねていった。警察によれば、殴られた男性が最終的に取り押さえたというから、不発だったドロップキックの後になんとか〝フォール〟したのだろう。