中学生に大麻販売した17歳瓦職人が逮捕 若年層で広がる新たな入手ルートとは

2020年08月20日 11時30分

 10代の大麻汚染が恐ろしい勢いで広がっている。

 13歳と14歳の男子中学生2人に大麻を売ったとして、三重県亀山市の瓦職人の少年(17)が19日、大麻取締法違反容疑で三重県警に逮捕された。

 中学生2人は鈴鹿市内で乗用車を盗んだとして3月14日に検挙、補導された際、大麻を所持していたことから、県警が入手ルートを追及。「3月13日ごろ、亀山市内の空き地で瓦職人の男から6000円で買った」と話したことから、逮捕につながった。瓦職人の少年は「売っても、渡してもいない」と容疑を否認しているという。

 中学生までが大麻に手を出しているとは驚きだが実はこの数年、若年層の大麻汚染が深刻化している。警察庁によると、昨年の大麻での逮捕、書類送検数は過去最高の4321人で、うち20代以下が59・2%を占める。

 覚醒剤は減少傾向、コカインは横ばいだが、大麻だけはこの6年連続で増加し、6年前の2倍以上になっている。

「覚醒剤やコカインなどの薬物は密輸しないといけないが、大麻の場合は入手して栽培、増殖ができて、カネになるので、倉庫やマンションなどで大規模に栽培するやからが多くなっている。使用する側は最近の大麻解禁論や健康を害さないなどの間違った情報から、興味本位で手を出して依存症になるケースが多い」(捜査関係者)

 使用する側の低年齢化も懸念されている。2015年には京都府内で高校1年生の兄が隠し持っていた大麻を小学6年生の男子児童(12=当時)が吸引し、補導された。

「大麻密売は若者が集まるクラブなどで不良から買う印象があるが、現在は違う。学校の友人や先輩から買うケースや、SNSや通信ゲームを通じて売人と知り合い、一見まじめそうな子供たちが、入手していることもある。親世代は子供のお金の使い方など、変化に注意した方がいい」と前出の関係者は話している。