「黒子のバスケ」脅迫犯は浦安に土地勘ある人物か

2013年11月24日 11時00分

 人気漫画「黒子のバスケ」の関連商品の菓子を扱う大手コンビニチェーンなどに脅迫文が送られた事件で、毒物入りの商品が見つかったとみられる千葉県浦安市のコンビニの防犯カメラに、マスクをした不審な男の姿が写っていたことが21日、分かった。

 警視庁は威力業務妨害などの容疑で捜査を進めている。コンビニチェーンなどに10月、漫画の関連商品に毒を入れるなどと記した文書が届いたのを受け、浦安市の同店で回収した菓子から微量のニコチンが検出された。菓子には「毒入り危険」などと書かれたシールが貼られ、包装が切られていた。その後の調べで、防犯カメラに手袋をしたマスク姿の男が写っていた。

 この事件では先月中旬と下旬、報道各社やコンビニチェーンに「黒子のバスケのウエハース菓子に毒を付けた。菓子の取り扱いをやめないと毒入り商品をばらまく」などとする脅迫文が届いた。脅迫文では浦安市のこのコンビニを名指ししていた。

 昨年10月には作者の出身校の上智大で、作者を中傷する文書や硫化水素を発生させる液体が置かれているのが見つかっている。大学周辺の防犯カメラには不審な男の姿が写っており、液体を入れた容器を抱えた男が大学関係者に目撃されていた。

「上智大で液体が見つかる前、インターネットの掲示板に『動機は作者への恨みである』との書き込みがあり、その発信元は浦安市のネットカフェだった。上智大で目撃された男とコンビニの防犯カメラに写っている男は極めて似ている。コンビニも浦安だから、何らかの土地勘がある人物の犯行とみている」(捜査関係者)

 書店やレンタルチェーンなどを含め、脅迫文を「500通以上、全国に送った」とする犯人はじわじわと追い詰められている。