姫路美人キャバ嬢刺殺事件 犯人“交際思い込み男”は前科持ちだった

2020年07月16日 16時00分

 兵庫県姫路市の県営住宅で住人の会社員・田口朱音さん(24)が刺殺された事件で、13日に兵庫県警飾磨署に殺人容疑で逮捕されたアルバイト・吉直優一容疑者(36)は、以前にも複数の事件を起こしていた。

 この事件は発生直後、田口さんの長男(6)が近隣住民に「お母さんが(男に)怒られて血まみれになって死にそう」と助けを求めたことで、世間に衝撃を与えた。

 田口さんは保険関連会社で働く傍ら、夜はキャバクラに勤務。吉直容疑者とは同じ店で働いたことがあった。夜の街ではさまざまな事情を抱えながら働く人も多いが、同容疑者には逮捕歴があった。

 2006年3月に大阪市淀川区で発生したタクシー強盗事件で同容疑者は、大阪府警捜査1課などに強盗致傷容疑で逮捕されていた。同課などによると、乗車していたタクシー運転手に暴行し、現金約2万円を奪った疑い。運転手は頭部に重傷を負った。

 捜査関係者は「他にも、詐欺事件や強盗事件に絡んでいたとみられる。カッとなりやすい性格だったそうだが、取り調べには素直に応じていた記憶がある」と明かした。

 兵庫県警は15日、司法解剖の結果を発表。田口さんの死因は、腹部を包丁で刺されたことによる急性失血死だった。腹部には包丁で2回刺された傷があり、そのうちの1つの傷は背中まで貫通していた。首にも押さえつけられた痕があった。

 同容疑者は一方的に田口さんに好意を抱き、自分は彼氏だと思い込んでいた。警察の調べに対しては「別れ話で口論になった。カッとなった」などと話しているという。

 室内には刃渡り18センチの包丁が残されており、警察は突発的な犯行とみて捜査を進めている。