3歳娘放置死の鬼母に新事実発覚 遺体に偽装工作&通話履歴削除

2020年07月09日 12時38分

 3歳の娘を自宅に8日間放置し、死亡させた“鬼母”の浅はかな隠蔽工作が次々と判明した。保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された東京都大田区蒲田の飲食店店員、梯(かけはし)沙希容疑者(24=写真)は、6月13日までの8日間、娘の稀華(のあ)ちゃん(3)を自宅マンションに残し、自分は交際相手の男性が住む鹿児島県に旅行していたのは本紙で昨報した。

 梯容疑者は13日、「娘が呼吸をしていない」と自ら119番通報したが、稀華ちゃんは搬送先の病院で死亡が確認された。当初は「数日前から食事をしなくなった」などと説明。育児放棄が何とかバレないよう、ウソを繰り返していた。

 救急搬送時、稀華ちゃんのオムツは新しいものに替えられ、かぶれた皮膚には軟こうが塗られていた。梯容疑者は逮捕前の任意の事情聴取で「かぶれは前からあり、おむつは毎回交換していた。家で面倒を見ていた」と説明していた

 しかし、捜査の結果、東京―鹿児島間を行き来し、通報の約1時間前に帰宅したことが判明。交際相手との携帯電話の記録も削除されており、在宅していたかのように装った疑いがある。

 梯容疑者は約3年前に離婚後、稀華ちゃんとの2人暮らしを始めた。稀華ちゃんを保育園に預けて居酒屋で働いていたが、保育園は1年半前にやめていた。「仕事仲間や友人には子供がいることを話していたようですが『私がいないときは他の人に見てもらっている』と説明。パチンコに行ったり、朝まで飲んだりして遊んでいたが、周囲の人はそう説明されたら、まさか娘を自宅に置き去りにしてるとは思わなかったようです」(周辺関係者)

 梯容疑者は鹿児島の交際相手男性の元に、5月にも3日間訪れていたことが判明。このとき、稀華ちゃんに異常がなかったことから、育児放棄はエスカレートしたとみられる。梯容疑者は「これまでも1人で残していたが、大丈夫だったので、今回も死ぬとは思わなかった」と供述している。