鹿児島のショーパブ「NEWおだまLee男爵」 大規模クラスター発生の背景

2020年07月09日 11時38分

 鹿児島のショーパブで発生した新型コロナウイルスのクラスターが、様々な場所で感染を広げている。

 第11管区海上保安本部は7日、石垣海上保安部の巡視船乗組員の40代男性職員の感染を発表した。男性職員は現在、鹿児島県内の医療機関に入院中。6月に巡視船で船の整備のために鹿児島市を訪れ、同僚2人と同月26日、クラスターが発生した鹿児島市のショーパブ「NEWおだまLee男爵」に入った。

 同店で感染者発生との報道を受け、男性職員は今月2日に同市保健所に相談し医療機関を受診。当初は無症状だったが、5日に発熱やのどの痛み、鼻づまりの症状を訴えた。一緒に同店を訪れた第10管区の男性職員1人も、PCR検査で陽性の結果が出た。店を訪問した後、職員は船に乗り込んでいたという。

 巡視船は、消毒作業を実施し、鹿児島市内に停泊中。これまでコロナの症状を訴える職員の報告はないという。

 鹿児島県では8日、新たに3人の感染が確認され、3人とも同店を訪れていたことが判明。鹿児島県内の感染者は累計122人となり、同店に関連した感染者は計100人に上っている。

 同店は6日、フェイスブックに謝罪文を投稿。緊急事態宣言の解除後、5月22日に営業を再開してから、換気などの感染予防対策を行ったが「雨天時、(桜島からの)降灰時はドアの開放が出来ずに結果、対策が甘かったと言われてしまうのは私共の力不足を疑う以外ございません」と説明した。

 同店では、従業員8人が感染し入院中のため、「今はこのような形でしかお詫びできない事をお許し下さい」と記した。

 鹿児島県はキャバレーやナイトクラブなど「接待を伴う飲食店」を対象に、8日から21日まで休業要請を行うと発表した。

 店の客から同居家族が感染するケースも確認されているだけに、なんとか拡大を食い止めなければならない。