〝仮面夫婦〟と呼ばれた河井容疑者夫妻 地元で囁かれる「獄中離婚」の可能性

2020年06月24日 17時30分

 自民党は、昨年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、東京地検特捜部に公職選挙法違反で逮捕された河井克行容疑者(57)、案里容疑者(46)夫婦の〝余震〟に襲われ続けている。

 特捜部によると、同選挙区で当選した案里容疑者が自民党の新人候補者として公認された後、克行容疑者が、競合候補で自民党現職だった溝手顕正・元国家公安委員長の強固な地盤とされる地域の県議2人に、現金を提供していたという。

 自民党は改選2議席の広島選挙区で、1998年以来、複数候補者の擁立を見送ってきたが、党本部が主導し、案里容疑者を追加公認したため、広島県連は猛反発したのは周知の通りだ。

「検察当局は河井夫婦が溝手氏の票を切り崩すために、買収をしたとみている。つまり自民党のお家騒動が原因なんです。安倍首相は克行容疑者に首相補佐官、党総裁外交特別補佐、法相の地位まで与えた。自民党支持者は、選挙違反の原資は自民党から出た1億5000万円とみてしまっています」と自民党議員は肩を落とした。

 克行容疑者は、買収の意図を否定し「妻と共謀していない」と案里容疑者をかばう供述をしているというが、党内では「仮面夫婦」と呼ばれていたのは知る人ぞ知る話だ。

「案里容疑者は逮捕前、週刊誌で地元県議との不倫疑惑が書き立てられていました。地元広島県連の関係者からは『獄中離婚するのではないか?』と心配する声が出ていますよ」(自民党関係者)

 永田町では解散風が吹き始めている。事件は今後、夫婦揃って起訴され、公判が始まる見込みだが、克行容疑者に関しては「議員辞職はせず、刑事被告人のまま立候補するのでは!?」と注目を集めている。