逆転無罪なるか?内柴被告に“最強弁護士”

2013年10月08日 16時00分

最強の“助っ人”を招聘した内柴被告

 九州看護福祉大学(九看大)の女子柔道部員Aさん(18=当時)への準強姦罪に問われ、懲役5年の一審判決が下った、柔道五輪2大会連続金メダリストの内柴正人被告(35)の控訴審初公判が4日、東京高裁(金谷暁裁判長)で行われた。内柴サイドは改めて無罪を主張し、即日結審。同被告は今回の控訴審のために“最強弁護士”を陰の助っ人として招聘していることが判明した。だが、法曹関係者からは実刑判決が翻るのは厳しいとの見方が強い。

 一審では「フェラチオ」「フル勃起」など、淫語が飛び交った前代未聞の内柴裁判。内柴被告が他の部員をも愛人にしていたことまで明らかになり注目を集めたが、この日の控訴審でも変わらなかった。77席の傍聴券を求めて並んだのは224人。やはり、金メダリストの裁きは気になるようだ。その内柴被告は黒の半袖ポロシャツに紺のチノパン姿で登場。前回の公判より体はやや細くなった印象だ。

 接見した国士舘大OBが言う。

「2月に一審判決が下った時はさすがに正人も落ち込んでいた。一時は94キロに激太りしたのもそのストレス。テレビでも放送されたが、腕立て、腹筋、スクワットをそれぞれ600回やっていたのは事実です」

「合意があった」という内柴被告の供述と「酔って寝ている間に乱暴された」とのAさんの証言が食い違い、一審判決は被害者証言の信用性を全面的に認めた。これに対し、弁護側は控訴趣意書で「一審判決は不都合な証拠を無視し、極めて安易に事実を認定した」と指摘。「他の部員Fさんが(内柴被告とAさんが性交をしていた)部屋を訪れても(Aさんが)逃げたり、助けを求めたりしなかったこと」などの例を挙げて改めて無罪を主張した。

 一方、検察側は「控訴は棄却されるべき」と述べたのみ。弁護側が請求した被告人質問と新たな証拠の採用は認められず、即日結審となった。

 決定的な反撃材料もないように見えるが、内柴被告をよく知る関係者は同被告の控訴審戦略をこう明かす。