女子高生77日間“ホームレス生活”の動機

2013年09月28日 16時00分

「ホームレス女子高生」だったのか!? 7月11日から行方がわからなくなっていた千葉県立高校3年の女子生徒(17)が26日、茂原市の自宅近くの神社で無事に発見された。なぜ77日間も見つけることができなかったのか。


 女子生徒は神社の敷地内にいるところを近所の男性に発見された。最後に姿を確認されたのが7月11日。下校途中、自宅最寄りのJR外房線・本納駅の改札口を出たところだった。県警は事件に巻き込まれた可能性も含めて、8月7日の公開捜査開始から3日間、自宅近くを捜索。家族もチラシを配って必死に情報を求めたが、当初から家出の線も捨て切れなかった。取材を続けてきた「警察の裏側」著者で、神奈川県警元刑事の犯罪ジャーナリスト小川泰平氏は「制服姿で家出をするなんて難しい。協力者がいたと考えたほうがよい」とみる。確かに、公開捜査となり、顔も広く知られた女子高生が金も持たずに1人で長期間生活できるとは考えにくい。


「警察が神社に駆けつけたとき、制服は泥だらけで痩せて衰弱していた。『事件に巻き込まれたのか?』と聞くと、首を横に振る。『ここにはたまに来ていたのか?』という質問には、うなずいたそうです」(小川氏)


 行方不明が公表された当時、女子生徒の体重は45キロと言われた。神社で発見された際は、一部報道によると半減したぐらいの衰弱ぶり。神社の裏ではみかんの食べかすが見つかったという。自宅近くには田畑が広がる。食べられるものを見極め“失敬”して生きていたのか…。とはいえ、誰の手も借りず、周囲の目を逃れ続けたのは奇跡に近い。偶然発見されなければ“ホームレス生活”を続けていた可能性も残る。


 県警は7月11日以降の足取りを本人から詳しく聴取する方針だが、気になるのは動機だ。一部では家庭内で問題があったとみられている。ある関係者は「母親がある宗教の熱心な信者らしい。それを女子生徒が嫌がったのでは。娘がそう思っていたことを母親もわかっていたのでは」との声も上がっている。