「宣言」解除されてもトラブル消えず 福岡で駅の窓口破壊男が逮捕

2020年05月25日 16時20分

 緊急事態宣言が全面解除されても、すぐに全ての自粛が明けるというわけではない。東京都は先日公表したロードマップに沿って、これまでの飲食店などへの休業要請を段階的に緩和していくことを発表。宣言が解除されてもすぐに元の生活に戻るわけではなく、感染拡大予防を継続する必要がある中、事件が発生した。

 福岡県は14日に宣言解除となった。しかし、23日、福岡市地下鉄の姪浜駅の駅務室窓口に設置された飛沫防止用のアクリルカバーを壊したとして、派遣社員の男(63)が器物損壊の疑いで、福岡県警西署に現行犯逮捕された。

 男は当時、泥酔しており、切符をなくし窓口を訪ねた。男は「駅員の声が聞こえず、イライラしていた」と容疑を認めているという。

 SNS上には、新型コロナウイルスの感染予防としてマスクを着用した駅員や乗務員が、乗客ともめる動画がいくつも拡散されている。

 40代の男性駅員は「電車内で咳をした乗客がおり、他の乗客からクレームが入った。そこで咳をした本人に話を聞こうとすると、激高され、口論になった動画がSNS上に拡散されている。暖かくなってもマスクを着用しないといけないことや、自粛期間が続いているストレスで、駅や車内がピリピリしていることも多い」と明かした。

 宣言解除後も感染対策を行うことや、自粛期間前の生活に完全に戻れないことに、ストレスを感じる人は多いようだ。