ロンドンでは“殺人事件”に発展・コロナ唾吐き男が日本にも出現

2020年05月14日 16時00分

 唾吐き男が逮捕された。兵庫県警淡路署は13日、新型コロナウイルス対策として、レジに透明なシートを設置したコンビニエンスストアで、店員に向けて唾を吐いたとして、暴行の疑いで同県淡路市の無職男(72)を逮捕した。

 同署によると、入店した男がシートを指し「これ、コロナか」と女性店員(24)に声をかけてシートに唾を飛ばし、店員にも吐きかけた。店員には当たらなかった。

 防犯カメラには犯行の様子が録画されていた。容疑者は「店員の対応を見て面白半分でやった」と容疑を認めている。

 一方、ロンドンでは、新型コロナに感染していると主張する男から唾と咳をかけられた鉄道駅員の女性(47)が、新型コロナに感染して死亡したことが明らかになった。

 英運輸従業員労働組合の発表によると、死亡した女性は3月22日、ビクトリア駅で切符を販売していた際、男に唾を吐きかけられた。さらに、咳をかけられ「コロナに感染している」と告げられたという。

 呼吸器系疾患のあった女性は感染症を発症し、4月2日に病院に搬送され、人工呼吸器をつけたが、3日後に亡くなった。

 唾と感染の因果関係は不明だが、英鉄道警察は事件として捜査を開始。同国内では、他にも感染者だと言って医療従事者や警察官に唾を吐く事件が発生している。

 日本でも、感染者だとウソをつき、店や交番を消毒させたり、駅員らに唾を吐いたりする事件が多発。SNS上には、駅員に唾を吐いた乗客が、車内で言い争いになる動画なども投稿されている。新型コロナは、感染していても発熱や咳などの自覚症状がない場合もある。人に対して唾を吐くことが“殺人事件”化する可能性もあるのだ。