路上で女性を強盗のホスト2人逮捕 狙いは“歌舞伎町のランドセル”

2020年05月08日 16時00分

 東京・新宿区の路上で、女性を狙って強盗を繰り返していたホストの男2人が逮捕された。

 警視庁は7日、同区歌舞伎町のホストクラブ従業員の長谷川剛容疑者(33)と沢地幸司容疑者(24)を強盗傷害の疑いで逮捕したと発表した。

 2人は今年3月、同区大久保の路上で、通行人の女性(22)に背後から近づき、リュックサックをつかんで転ばせ、現金約6万円を奪い、全治1週間のけがを負わせた疑いが持たれている。

 両容疑者は同じホストクラブに勤務。事件発生現場は、2人の勤務先のすぐ近くだった。調べに対し、長谷川容疑者は容疑を認め、沢地容疑者は「覚えていない」と否認している。

 警視庁によると、現場周辺では今年3月から4月にかけて、同様の事件が4件発生していた。現場付近の防犯カメラの映像から容疑者が浮上していた。

 3月ごろから新型コロナウイルスの影響で、繁華街への客足は激減。ホストクラブも、客の女性の稼ぎ先だったキャバクラや風俗店も休業するところが出ていた。

 ホストクラブ関係者は「女性をカネとしか思っていないホストが金欠になったら、行きつくところは強盗だと予想はしていましたが、残念です。ホストは売り上げに応じた歩合制給料が大半なので、稼げなくなると想像を絶するほど貧乏になります。貯金する余裕もなく、財布の中に2000円も入ってないヤツもいます」。

 また、歌舞伎町のガールズバーに勤める20代の女性は「ホストの客は、ピンクや茶色の革素材のMCMというブランドのリュックサック、通称“歌舞伎町のランドセル”を背負っていることが多い。ホスト好き御用達のブランドです。ひと目でホストの常連だと分かるんで、ある程度のカネを持ってそうとなり、ターゲットにされたんでしょう。金欠のホストが強盗を起こす事件は最近多発していて、氷山の一角かも」と話している。