メッキはがれた橋下「維新の会」

2012年06月23日 18時00分

 橋下徹大阪市長(42)率いる市統合本部は19日、市職員約1万人(3割弱相当)の非公務員化を図る行政改革の基本方針をまとめた。生活保護不正受給などにも切り込んではいるが、一方で「維新の会のメッキが早くもはがれた」との声が出ている。維新政治塾は今月、塾生を2262人から915人にふるい落としたが、落選したみんなの党関係者約50人が、敗者復活したことが判明。他の落選者などは「コネ、カネ優先で旧態依然とした組織そのものだ」と怒りを爆発させている。

 

「橋下氏こそしがらみまみれの組織やシステムを打破してくれるものと期待しましたが、みんなの党関係者の復活当選は、口利きそのもの。コネはカネにつながり、政治家が最もやってはいけないこと。今は落選して清々としていますよ」と話すのは2次選考で落選した元公務員のA氏だ。

 

 維新の会は国政進出を見据え、3月に維新塾を開講。3326人の応募者から2262人を選び、先月までに5回の講習会で選考トライアルが行われ、今月の2次選考で915人に絞られた。

 

 ところが、18日になって落選したハズのみんなの党関係者約50人が「配慮が必要」(維新の松井一郎幹事長)と一転、追加合格となったのだ。

 

「講習では、大阪市特別顧問の中田宏前横浜市長(47)や経済学者の高橋洋一氏(56)らの講演後にリポート提出と塾生同士のディスカッションなどがあったが、今となっては一体、何を基準にジャッジしていたのか」とA氏は怒りを隠さない。

 

 もともと維新の会は、飲酒ひき逃げ事件で逮捕された市議が出るなど寄せ集め感が漂い資質を疑問視する声も絶えない。

 

 結局、選考はカネとコネに重点が置かれたとの見方が出たのだ。むろん国政選挙で立候補するには、選挙区で供託金300万円、比例代表では同600万円が必要(一定得票数獲得で返還)で、ほかにも数百万円の活動費がかかる。カネがなければ戦えないのは常識だが…。