企業の隠蔽体質に風穴あけた「正社員のバカ写真ネット公開」

2013年09月05日 11時00分

 とうとう正社員までが――。「餃子の王将」を展開する王将フードサービスは3日、新潟近江店(新潟市中央区)で男性社員が店内の冷蔵庫に入った写真を撮影し、インターネット上に公開していたと発表した。また金沢片町店(金沢市)では、来店客が「公序良俗に反する不適切な行為」を行い、防止できなかったことを明らかにした。両店舗の営業を停止した。

 同社によると、新潟近江店で撮影したのは20代の正社員で事実関係を認めているという。金沢片町店では、ホストクラブの従業員たちが裸でカウンターに座ったり、従業員の服を着て調理場の中に入ったりしている様子を撮影し、ネット上に公開していることが客からの連絡で判明した。同社は調査をした上で、該当客に損害賠償等を求める意向だ。

 飲食店のバイトや客などが、バカないたずらをネットでさらす事件はやむ気配がない。暴走族など不良文化に詳しいジャーナリストは「バイト仲間やホスト仲間、不良グループなどゆがんだ体育会系の世界では、先輩が後輩に面白いことを求め、後輩も認めてもらうために体を張っています。その後輩よりもバカなことをすることで先輩は威厳を保つ。仲間に面白くて勇気あるヤツと認められたいというくだらない理由でバカなことを頑張るのです」と分析する。

 画像のネット投稿については「店内で従業員がいたずらしている噂があっても、店側は隠ぺいしてきた。だが、過酷な職場から現実逃避するため“面白いヤツ”と認められたいと思う変な自己顕示欲を持つ者は多い。そんな幼稚な顕示欲が、企業の隠ぺい体質に穴をあけたのは、インターネット社会の面白さだと思います」(同)。

 クビ覚悟でネット公開するのは、従業員が反乱を起こしたという見方ができるかもしれない。