不倫の末に橋から突き落とし殺害 子煩悩なパパだった容疑者の動機

2020年02月13日 16時00分

 三重・川越町の員弁(いなべ)川に、同僚女性を突き落とし溺死させたとして、殺人容疑で逮捕された男の素顔が見えてきた。

 事件は8日午前、員弁川の河口付近の海上で女性の遺体が発見されたことで表面化。10日になって「人を殺しました」と同県朝日町の会社員、加藤淳也容疑者(42)が三重県警四日市北署に出頭し、同僚の宇田仁美さん(29)を川に突き落としたと話し殺人容疑で逮捕されていた。

 2人は遊園地として知られる「ナガシマスパーランド」などを運営する長島観光開発(桑名市)の社員で、加藤容疑者はホテルの調理師、宇田さんは営業部で予約センターの受け付け業務などを担当していた。

 加藤容疑者には妻と2人の子供がおり、独身の宇田さんとは不倫関係だったという。2人は7日夜、遺体が発見された河口から数キロ上流の員弁川の堤防に宇田さんの軽自動車で出かけ、加藤容疑者が宇田さんを突き落としたという。

 調べに加藤容疑者は「殺すつもりで橋の上から突き落としたのは間違いありません」と供述。不倫関係だった宇田さんとトラブルになった末の犯行だったと話しているという。

 堤防には宇田さんの軽自動車が放置され、同署が調べると、車内には宇田さんの数万円入りの財布などが残っていた。

 宇田さんは事件の10日前、SNSに「ちょっと辛いことがあった。結構頑張ってきたつもりだったけど、まだまだ足りないらしい。もう少し頑張ってみよう」とつづっていた。

 地元メディア関係者は「そのころ、加藤容疑者との不倫関係に別れ話など何らかの変化があったのではないか。殺意につながる動機は、今後の供述で出てくるだろう」と指摘。

 近所では子煩悩で優しいパパとみられていた加藤容疑者は12日に送検されたが、宇田さんの遺族は「犯人の行為は決して許すことができず、厳罰を望んでいます」とコメントを発表した。