インドネシア少年の首を「貫痛」!“サメより危ない”殺人魚の正体

2020年01月25日 16時00分

 思わず目をそむけたくなるような写真。首に刺さっているのは鋭利な包丁…ではなかった。

 インドネシア人少年ムハンマド・イヅル君(16)が先日、同国スラウェシの海で釣りをしていたところ、いきなりジャンプしたニードルフィッシュ(日本名=ダツ)が跳んできて、長い口がムハンマド君の首を貫通してしまったという。

 オンラインニュース「News.com.au」によると、ムハンマド君は両親とともに沖合で船に乗り、釣りを楽しんでいたところ、ニードルフィッシュがいきなり海中からジャンプしてきた。不運にも凶器となった鋭利な口が、ムハンマド君の首を直撃。その勢いでムハンマド君は船から海に落ちたという。

 なんとか泳いで船に上がったが、なんと首の左側から後頭部下にかけて、ニードルフィッシュの口が写真のように突き刺さっていたのだ。

 魚が刺さったままの状態で自宅に戻り、バウバウ市内の病院に行ったが、除去手術には特別な器具が必要で手術はできず、マカッサル市の病院へ転送された。細部にわたる手術を1時間かけて行い、無事首から危険な魚を除去した。

 死と紙一重だったムハンマド君ははかろうじて命を取り留めたという。術後の容体は安定しており、現在は感染症などがないよう観察入院中。同病院の麻酔医によると3~4日は入院が必要だという。

 現地関係者によると「ニードルフィッシュは海面近くを泳ぎ、最高時速60キロ超の速さで海面からジャンプをする魚。光に向かって突進する習性があり、船の上に飛び乗ってくることが多いため、釣り人の体に刺さることもある。サメよりも危ないと警戒する漁師も少なくない」という。

 日本ではダツと呼ばれ、近海にも生息して、網にかかることもある。だが、小骨が多くほとんど市場には流通しない。