新型肺炎でフィリピンは中国人観光客の入国拒否 SNSでは患者が逃走のデマも!

2020年01月25日 16時00分

 中国湖北省武漢市を中心に新型コロナウイルスが原因とみられる新型肺炎が拡大の一途だ。中国共産党機関紙、人民日報は25日、新型コロナウイルスによる肺炎の死者が湖北省で15人増えたと報じた。中国での死者は計41人となった。春節(旧正月)がスタートした24日、世界各地で患者が次々と出ており、フィリピンでは約500人の中国人全員の入国を拒否する強硬措置に出た。

 米CNNによると、23日に武漢からフィリピンに到着した観光客らを空港に足止めし、24日から3日間かけて全員を送還する「入国拒否」策に出た。武漢便も無期限欠航とした。

 一方、人口1100万人の大都市・武漢ではウイルス拡散を防ぐため、空路・陸路ともに閉鎖され、孤立状態。武漢から出発する航空便や鉄道の運行は無期限で停止され、市外に向かう有料道路なども封鎖。SNSでは病院内の廊下で人が倒れ、パニック状態となっている動画が拡散されている。

 日本でも旅行で訪れていた武漢市在住の40代男性が、新型コロナウイルスに感染し、肺炎を発症したのを確認したと発表した。国内の確認は2例目。またSNSでは「武漢から関西空港に入国した女性が咳と熱を検知し、病院へ搬送されたが逃げた。理由はUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)と京都に遊びに行きたいから」との注意呼び掛けが拡散。吉村洋文大阪府知事が「デマです」と火消しに追われる騒動もあった。

 日本政府は武漢市を含む湖北省の感染症危険情報をレベル3に引き上げ、渡航中止勧告を出した。また厚労省は、中国からの航空機全便を対象に、体調不良の乗客は自己申告を促す健康カードを配布すると発表し、水際対策に懸命だが、SNSでは「アンケートとかなめてんの。うそつかれたらなんの意味もない」「この期に及んで自己申告はないわ」など批判が殺到。まだまだ感染は拡大しそうだ。