令和のキャッツアイ2人逮捕 ホストへの復讐盗だった!?

2020年01月23日 16時00分

窃盗犯の2人は歌舞伎町のホストクラブの客同士として知り合った(写真はイメージ)

「令和のキャッツアイ」は、ホスト狂いの女コンビだった!! 警視庁新宿署が窃盗容疑で逮捕した住所職業不詳の西川菜々容疑者(25)と新宿区若松町の無職の長野芹菜容疑者(22)。SNSで知り合ったホストに、店の常連客になることをほのめかし合鍵をもらい、そのホストの留守中に金品を奪っていたとみられる。同様の被害は5件、総額3000万円相当。捜査関係者の間で有名だった2人とホストを巡る実態とは――。

 逮捕は21日。2人は昨年11月10日夜、新宿区北新宿のマンション一室のホスト(27)宅に侵入、現金約104万円とネックレスなどを盗んだ疑いが持たれている。周辺では同11月から2人と面識のあるホスト宅で窃盗事件が5件発生、被害額は計3000万円相当に上り同署は2人を3姉妹の怪盗アニメに例えて「令和のキャッツアイ」と呼んで行方を追っていた。

 犯行現場と長野容疑者宅は、歌舞伎町を挟んで対称の場所にあるが、ともに歌舞伎町から徒歩でも帰宅が可能。ホストやキャバクラ嬢、風俗嬢が多く住む地域だ。

 捜査関係者によると「5件の盗みの手口は、いずれも合鍵を使ってホスト宅に侵入するというもの。合鍵をもらったケースのほかにも、ホストと店外デートをした際、飲み物に睡眠薬を混ぜてふらつかせ、合鍵を盗んだという情報もある」。

 長野容疑者は、歌舞伎町の高級店に通うホスト狂いの女(ホス狂)として有名だった。SNSでは、食費を切り詰めてホストに尽くすむなしさなどをつぶやいていた。

 事情を知る女性は「ホストの色恋営業にハマって、エステに通って自分磨きをしていた。ホストから盗んだ物は現金化して、また別のホストにブランド品を買い与えたりして貢いでいたとか」と明かす。

 一方の西川容疑者のものと思われるSNSには、美容整形とホストクラブの情報が満載。「趣味は恋愛」との記載からも、色恋営業や枕営業をしているホストとの親密さを感じさせる。

「韓国での整形代に窃盗で手に入れたお金を使っていたと聞いている。本人はよく『整形依存になっている』といった内容のツイートをしていた」(同)

 歌舞伎町関係者は「複数のホストの部屋をホテル代わりに使い、歌舞伎町をさまよう女性は少なくありません。ホストと客が親密になると、ホスト側が合鍵を渡したり貸したりするようになる。気が向いた時にセックスできるし、お小遣いもくれるし、店に来て貢いでくれるし、便利だから。ホス狂女性は稼ぎがあっても日々使ってしまい、マンションを借りることができないので、ホスト宅に居候して、風俗で稼ぐというケースは多いです」と話す。

 女性は稼いだカネを、居候させてくれているホストにつぎ込む。売り上げに貢献し、ナンバー入り(店の売り上げトップ10入り)させたいからだ。しかし、ホストにとって女性は単なるカネづる。カネがなければ、ポイ捨てだ。そして、今回のような事件が起きるという。

「実は捨てられたホス狂女が、ホストが不在の間に合鍵で忍び込み、現金や高価なブランド品をあさる事件は昔からありました。でも、ひと昔前まで、警察には“ホストは悪者”という偏見があり、取り合いませんでした。最近は、売り掛け(ツケ)を払わないで逃げる女性に対して裁判を起こして合法的に集金するホストも増えて、司法の信用も得てきていますから、今回は警察が動いたのでしょう」と歌舞伎町関係者。

 2人はLINEで「(侵入するマンションは)防犯カメラもないから大丈夫。ホストはバカだから」などとやりとりしていたという。犯行動機はホストへの復讐だったのか? 余罪もありそうだ。